全国11億人の加藤学ファンの皆様


アラスカから無事生還記念スペシャル
「On the Road to Alaska」
Written in Vancouver, 11/7/2001




皆様こんにちは。先日無事生きてアラスカから戻って来ました。いやー、疲れた。カナダ、アラスカはとてつもなくでかい国です。その規模は半端ではない。BC州だけでも日本の3倍はあります。Vancouverからひたすらヒッチで北極海まで目指しましたが、行きに20日、帰りに14日かかりました。もう二度とここでのヒッチはしません。こりごりです。でも、その国土のスケールは今まで感じたことがないぐらいすごいですね。オーストラリアもでかいと思いましたが、ほとんど砂漠でしたので、今回のような森林・山脈を見てスケールを感じるもなかなか感慨深いですね。このスケールはネパールでもないし、NZでもないし。

 もう旅はしないつもりだったので、今回は本格的にアメリカに行く前の気晴らしとアメリカへのmotivationを再び得るためにアラスカ行きを決行しましたが、私自身が定義する「旅」を考えた時に、今回の旅はかなり完成度の高いいい旅ができたと思います。当然、今までの経験から自分のスタイルが確立され（旅の仕方、人との接し方、本当の意味でのお金の使い方など）、その分の安心感と自信が背景にあったからでしょう。今までのどの旅も印象に残ってますが、今回のはおそらく生涯忘れられないものとなると思います。それだけ、自分の中では究極のものでした。先進国でこれだけの旅ができるとはまさか思ってもいませんでした。今旅行記は編集中ですが（かなりネタがあります）、是非読んでみて下さい。

私がヒッチにこだわるのには、色んな要素がありますが（もちろん金銭問題が一番ですが、詳しくは後日後述）、カナダ・アラスカのヒッチはかなり大変です。特に、乗せる側がヒッチハイカーを乗せたがらない。そう、拳銃への警戒心ですね。アメリカのほとんどの州ではヒッチハイクは違法です。ここBC州もそうです（highwayだけですが）。だから、車を得るのに大体最低1時間、大抵3時間は待ちました。それと移動距離が半端じゃないので、多い時は1日10台ぐらいgetしなければならない時もありました。そんな悪条件の中で、乗せてくれる人は本当に親切で、その分余計に彼らの親切さが身に染みて感じます。そして、私が彼らにできることは「ありがとう」と言うことだけなのは何とも味気ない。もっといい言葉がないのか。今回はそれをずっと考えてました。

とにかく、旅行記を読んでみて下さい（現在作成中）。損はさせません（特にアラスカ編）。では、今回はこれまで。今度はアメリカカリフォルニアでお会いしましょう。



☆ On the Road to Alaska

Jun 3     Vancouver - Whistler (125km, 2 rides)

Jun 4    Whistler -Prince George (633km, 7 rides)

Jun 5    Prince George -Dawson Creek (400km, 3 rides)

Jun 6    Dawson Creek -Fort Nelson (431km, 1 ride)

Jun 7    Fort Nelson -Watson Lake (491km, 1 ride)

Jun 8    Watson Lake -Whitehorse (453km, 1 ride)

Jun 9    Whitehorse -Dawson City (526km, 1 ride)

Jun 13 Dawson City -40mile town site (83km)

Jun 14 40mile town site -Eagle (84km)

Jun 15 Eagle - ?? (about 80km)

Jun 16 ?? - ?? (about 80km)

Jun 17   ?? - Circle (about 90km)

Jun 18 Circle -Fairbanks (162miles, 2 rides)

Jun 20 Fairbanks -Gobblers Knob (215miles, 5 rides)

Jun 21 Gobblers Knob -Deadhorse (Prudhoe Bay) (282miles, 6 rides)

Jun 23 Deadhorse (Prudhoe Bay) -Yukon Bridge (358miles, 1 ride)

Jun 24 Yukon Bridge -Fairbanks (139miles, 1 ride)

Jun 26 Fairbanks -Denali NP (123miles, 2 rides)

Jun 28 Denali NP -Anchorage (235miles, 4 rides)

Jun 30 Anchorage -Tok (335miles, 7 rides)

July 1   Tok -Haines (437miles, 2 rides)

July 2-4 Haines -Prince Rupert (took a ferry)

July 4   Prince Rupert -Terrace (exactly Usk) (170km, 3 rides)

July 5   Terrace - Quesnel (exactly Strathnaver) (669km, 1 ride)

July 6   Quesnel - Vancouver (659km, 4 rides)



P.S.
昨日テレビでメジャーリーグのオールスターを見ました。やはり、メジャーはスケールが違いますね。その中で、イチロー、佐々木が違和感なくプレーしてるのには感心しました。すごい選手達です。


本当に今はVancouverは最高の季節、我が家の畑も順調です
緑がいっぱいのVancouverから愛を込めて
11/July/2001
Manabu Kato



Chapter 1 　カナダのでかさを肌で感じたで 　
Vancouver, BC - Dawson City, Yukon (3059km, 16rides)

Chapter 2 「ユーコン漂流」　
Dawson City - Circle (417km, 1 ride by kayaking)

Chapter 3 「北極海はまだ凍っていた」
Circle- Prudhoe Bay (Arctic Ocean) - Fairbanks, Alaska(1156miles, 15rides)

Chapter 4 「カナダ、アラスカでのヒッチは二度とやらない」
Fairbanks, Alaska - Haines, Alaska (1130miles, 15rides)
Haines - Prince Rupert, BC by ferry
Prince Rupert- Vancouver, BC (1498km, 8rides)