全国22億5000万人の加藤学ファンの皆様

日本全国離島シリーズ第19弾~奄美諸島・与論島~~
「台風16号を奇跡的に避け、与論の海は無茶苦茶綺麗やったでー」 



皆様、こんにちは。この秋は、那覇から船にバイクを積んで与論島に行って参りました。

東京を離れる数日前に台風16号が発生。もろ沖縄本島を直撃するような進路予想で、正直やばいと思いました。飛行機が飛べても、那覇から船が出ないかもしれない・・・。台風が直撃すれば、その前後数日は船が出られないことが予想されるので、その間、那覇で何をしようか?那覇に着いた頃、台風16号は先島諸島近辺に進んでおり、数日中には那覇に来る予想。

那覇港出発の朝、運よく船は出ることになりましたが、台風の影響で寄港できなければ、その島を寄らない可能性があることを伝えられました。結局、無事に与論島に着くことができましたが、所々船はかなり揺れ、当初の与論港には着岸できず、代わりに茶花港に入港。波は高く、曇りがちでしたが、幸いにも雨は降っておらず、何とか与論島に渡ることができました。

与論島滞在時は、晴れたり曇ったり、所々スコールがあったりと、台風の影響というよりは離島ならではの気候で、台風は進路を北寄りに変え、与論島にはほとんど影響がありませんでした。鹿児島や屋久島、奄美大島では台風の影響で大雨でしたが、同じ鹿児島県でも与論島はそこそこいい天気。特に島滞在の最終日はいいなぎで最高の天気でした。

沖縄本島に戻ると、すっかり台風は去っていたので、ずっと晴天。今年の9月の本州はそこそこ涼しくなっていましたが、沖縄はまだ夏本番。7、8月は那覇よりも東京、大阪の方が暑い日がよくありますが、9月になると沖縄と本州との気候に明らかに差が出ることを今回改めて知った気がします。

与論島に対しては、久米島に抱いていた感情と同じで、沖縄近辺の離島の中でそれ程魅力的ではありませんでした。観光地というイメージがあり、一方で沖縄近辺で行っていない島となると、メインではもう与論島しか残っていません。そういう気持ちで与論島に渡ったのですが、久米島同様、先入観が良くなかった与論島は、行ってみるといいものでした。9月のこの時期でも、観光客を多く見かけたのは、「想定通り」と思いましたが、海はきれいし、人も親切で、かなり満足のいく滞在となりました。


 

与論島、大金久海岸


 


 


 

与論島、百合ヶ浜より望む

今回、久しぶりに沖縄で体調を壊しました。座間味島、阿嘉島に渡って以来です。東京では結構涼しくなっていたのに、那覇、与論島では真夏で、クーラーをつけて寝ていました。一方、日差しがかなり強く、バイクで回っていた私はすぐに日焼けし、そのせいか体温が熱く、それで少し熱っぽくなったのかもしれません。与論島滞在3泊目及びその翌日の名護での滞在時が最悪でした。普段風邪を引かない私が体調が悪くなると、かなりきつい状態になります。おそらく、体温は38℃近くあったのではと思います。食欲はなくなるし。この旅の滞在日数がまだ残っていたので、午前中海に入った後、午後は宿に戻って寝ていました。名護の夜も最悪で、本当はもっと楽しみたかったのですが、余りのしんどさに宿に戻ってもゆっくりと眠れず。しかしながら、その翌日にはすっかり元気になり、

「あの体調が悪かったのは何やったんやろう?」
と思ったほどです。

沖縄本島では、今回もいくつか蔵元を回り、これまで訪問して定休日だった所も含め、これで沖縄本島にある蔵元はすべて回りました。我ながらあほと思いながらも、その達成感で大満足です。

さて、これで沖縄周辺の離島はほぼ制覇です。しかし、ここまで来たら、まだ行けていない八重山の蔵元を制覇したい。八重山を旅している時は、今ほど泡盛の知識もなかったので、過去に比べてより専門的になった今の状態で、まだ行けていない蔵元を回って、全部制覇してやろうと思います。

ということで、来年はまた八重山に戻る予定です。
では、また春にお会いしましょう。

P.S.
昨日、CSでトラが読売を破ったけど、今年も沖縄滞在中に読売が優勝しやがった。明らかに選手層が違う、読売とトラとは。ええか、確かにCSで読売を破ったけど、あくまでもリーグ優勝は読売や。来年は必ずリーグ優勝や。頼むで。

トラよ、ほんまに来年こそ頼む
湘南より愛をこめて
19/Oct/2014




☆与論の海 vol.1

 

 

 

 

 

 




Topics Vol. 234 - 238


Vol. 234 与論島での日々

那覇港を出て奄美諸島を寄港し鹿児島に行く船は朝7:00には那覇港を出る。この時刻では、いつも借りるレンタバイク屋はまだ開いていない。その前日に那覇に着くのが18:30、お店は19:00には閉まるので、空港で荷物のピックアップ等していると営業時間内にどうしても店に行けない。この状況を事前に店に伝えると、空港まで迎えに行ってあげる、と。助かったと思っていたのも束の間。羽田を出発する直前に、飛行機の電気系にトラブルが発生し、いきなり機内の電気が消えた。結局、このせいで1時間近く出発が遅れ、那覇到着時にはレンタバイク屋の営業時間はとっくに終わっていた。しかし、店に搭乗便を伝えていたので、店では私の乗った飛行機が遅れていることを事前に把握し、到着が遅くなってしまったが空港まで迎えに来てくれた。この行為は本当に助かった。このバイクがないと、船に乗れなかった。

船は台風の影響で、条件付き運航で寄港できない場合はその島を通過する可能性がある、と伝えられた。那覇を出た船は、本部港、与論島、沖永良部島、徳之島、奄美大島と寄って行くので、与論を通過となると、その後の島も通過し、最悪、奄美大島まで行ってしまうのではないか・・・?そんな不安を抱きながらも船に乗り込み、時期外れのせいか、船内はガラガラ。所々、台風の影響で大きく船が揺れ、着岸する港が変更になったが、何とか予定通り与論島に上陸できた。

与論島では気温が高く、とにかく日差しが強かった。涼しくなった東京の気候に慣れていたので、この気候はこたえた。それもあって久しぶりに沖縄滞在中に体調を壊してしまった。

与論島は周囲20㎞程の珊瑚で囲まれた島。鹿児島県ではあるが、沖縄本島からの方が近いので、沖縄と言った方がいいのかもしれない。ただ、テレビでは鹿児島の番組が流れ、鶏飯が食べられるレストランもあり、一方で、飲み屋にはオリオンビールがあるという両県の雰囲気を味わえるのは良い。島の道路はアップダウンはあるが、そんなに交通量も多くないし、道路もきれいで、バイクで回っている時は最高に気持ちがよかった。毎年、ここでヨロンマラソンが開催される。沖縄の離島でマラソンが開催されるところがいくつもあるが、よくもこんなアップダウンのコースを走るなあ・・・、といつも思ってしまう。私なら絶対に参加しない。

海は最高に気持ちよかった。透明度抜群でウミガメも見られ、久しぶりに熱帯魚、珊瑚たちと戯れた。ダイビングで訪れる方が多いのが分かる気がする。毎年与論島を訪ねる方は、ここの海に入りたくてどうしても戻ってきてしまう、と。百合ヶ浜は八重山のバラスに似ている。干潮になると砂浜だけの島が顔を出す。その頃になると、船に乗った多くの観光客が島に上陸する。島が顔を出している時間帯は3時間ほどであろうか。砂だけの島も美しいのだが、何と言ってもあの海の色。太陽の光が差すと、島の周りの海が水色になる。何とも言えない鮮やかな色で、写真ではその色をうまく伝えられないのがもどかしい。

与論島には、ダイビングやスノーケリング、百合ヶ浜への渡し舟を運営している会社がいくつもあるが、私はたまたま大金久海岸の「マリン5」に声をかけ、1日は百合ヶ浜、もう1日はスノーケリングに連れて行ってもらった。ここのおっちゃん2人は本当にいい方。スノーケリングの際にモリで捕まえた魚をさばいて刺身にしてくれたり、海岸に戻ると、魚を用意して食べさせてくれた。この一人のおっちゃんは、船が着く頃には港湾でも働いている。島を出る朝、私がお世話になったお礼に挨拶に行くと、

「船で帰るなら、午後に港で会うかもしれない。」
と言って、実際に港で船を待っていると、おっちゃんが声をかけてくれた。もし与論島を再び訪ねることがあったら、またここに頼むと思う。

体調が良かった滞在前半は食いまくった。夜は飲み屋をはしごしたが、どこの居酒屋も人がいっぱいで、特に地元の方が盛り上がっていた。さすがにここまで騒がれると落ち着いて飲めない。本当はゆっくりカウンターで店の方と会話しながら、酒と肴を楽しみたかったのだが、何品か食べて用が済んだらとっとと店を後にした。この時期が特別混んでいたようだが、一方で、いつもいっぱいの居酒屋もあった。酒はどこの店も地元の黒糖焼酎「有泉」が中心。他に、沖永良部島の島酒といくつかの黒糖焼酎も見かけた。さすがに鹿児島県だけあって、芋焼酎を置いている店もあった。鹿児島から仕事で来られる方も多いので、そうなると黒糖焼酎よりも芋焼酎を飲まれるらしい。




 







 

ある日の夕食
全部食えるかい、多過ぎんねん!!
 

どこの店も「島・有泉」だらけ

 

絶対走らん



居酒屋は騒がしいので、静かな飲み屋で飲み直しとも思ったが、そういった飲み屋はほとんどない。バーぽいところもあったが、ここまで来て洋酒を飲む気にもなれない。飲みに行く選択肢がない中、私は毎晩「ラウンジRose」のカウンターで飲んでいた。ここは与論島で一番居心地がいい飲み屋だった(後述)。

九重部屋の十両力士千代皇は与論島出身。島あげて千代皇を応援し、飲み屋ではよく千代皇のサインや番付表を見かけた。千代皇の実家「居酒屋ティダ」では、壁に千代皇の新聞記事やポスターが多く飾られていた。

製糖会社直売店にも寄った。今年もシークワーサー酒を浸けないといけない。黒糖が売られている店では、どこも粉ではなく塊で売られていたので、この直売店で粉糖を頼むと、後日粉にしてくれた。今回3㎏購入することにしたが、トータルで1,000円。安い、安すぎる。

宿は茶花市街地の「ホテル青海荘」に泊まった。今回、夜は飲みまくるつもりだったので、民宿や旅館だと、夜遅く帰る時に宿やその宿泊者に迷惑をかけるかもしれない。そう思って、比較的自由に過ごせるホテルに泊まることにした。宿のおばちゃんには本当に世話になった。色々教えてもらったし、「与論献奉」を経験させてもらった。宮古島のオトーリと違って、「与論献奉」は水で割らず氷を入れるだけで、口上を述べた後、一気に黒糖焼酎を飲み干す。これを何度も繰り返すと結構きついかもしれない。宿でのめしは朝だけにして、夜は外で飲んだくれるつもりだったが、体調を壊したのと、居酒屋ではうるさくて落ち着かなかったので、最後の晩飯だけ宿に頼んだ。見て驚いたのは、まあ、量がすごいこと。同じ日に仕事で来た人だろうか、宿にいた体格のいいおっちゃんたちでさえ完食できず残していた。私は、おかずだけもすごいボリュームだったので、さすがに米を食うのを控えた。

与論島に来る前は、観光地という先入観があり、余りいいイメージを持っていなかったが、久米島のようにそういった時ほどいい印象が残るのかもしれない。観光客はそれなりに見かけたが、昔はもっといたらしい。海はきれいし、人も良く、また来てみたい。  

 

 

 

     



     

九重部屋の十両力士「千代皇」  島をあげて応援していた




☆与論の海 vol.2

 

 

 

 

 

 

   




☆Glance in Yoron vol. 1

     
     
     
   
 




☆百合ヶ浜

     
     
     




Vol. 235 蔵巡り in 沖縄本島 No. 2

訪問して休みだった所も踏まえ、今回で沖縄本島の蔵元は全部制覇した。我ながらあほと思うが大満足。

1、有村酒造

与論島唯一の黒糖焼酎酒造所。茶花街中にあり、どこの飲み屋に行っても「有泉」が置いてある。正確には「島・有泉」。特許の関係で、商品名を変えなければいけなくなった。私が訪問した際は、ここの奥さんだろうか、ご丁寧に対応して頂いた。残念ながら、蔵元掘り出しものはなかった。「島・有泉」は黒糖焼酎の中でもかなり飲みやすいと思う。個人的にはいまいちかな・・・。 

 
 


 


 

「与論献奉」



2、津嘉山酒造、再び

沖縄本島の泡盛でここの「国華」が一番好きかもしれない。2年前にここに来た際は一部工事中で、もう工事は終わっているはず。折角名護に来たので、これは寄っておかなければ。そう思っていざ行ってみると、なんと以前よりはるかにでかい規模の工事が行われていた。高いクレーン車が蔵元の前にあり、工場が建て替え中だった。業者のおっちゃんと少し立ち話をしたが、工事期間中は蔵元は休業。到底この状況では営業できない。残念やな、まだ工事が続いてたんやな・・・。 











 

     



3、恩納酒造所、再び 

春に訪れた際に休みだったが、ここの社長が阪神ファンと聞いて、どうしても会って話をしたかった。しかし、阪神ファンの社長はすでに定年で退職されていた。残念。







   



4、新里酒造

沖縄市にある沖縄最古の酒造所。元々は首里にあったが、現在は中城湾港新港地区にある。小ぢんまりした蔵元をイメージしていたので、でかい近代的な建物にはびっくりした。

私が訪ねた際はちょうど昼めし時で、事務所には女性の方一人だけいた。私の色々な質問にも丁寧に対応して頂き、お薦めの近くのそば屋を紹介してほしい旨を伝えると、個人的に好きという店を紹介して頂いた。しかし、場所をうまく伝えられないということで、わざわざインターネットでお店のホームページをダウンロードして頂いた。いらんページまでカラーで出してしまって・・・。コピー代を払うと言ったら、それはいい、と申し訳なさそうに・・・。逆に迷惑を掛けてしまったな。

 

 

 

 

 

 

 

 

   



5、北谷長老酒造工場

北谷町にある私の好きな泡盛の一つ。ここの場所は本当に分かりにくかった。国道58号近くの通りを住宅街に入る。何となく地図で場所は把握していたが、標識は出ていないのでどこで曲がったらいいか分からない。直感である交差点を曲がったら、運よく坂の途中に蔵元が見えた。我ながらこの直感には感動した。

ここも事務所には女性の方が一人いて、親切に対応して頂いた。自社の泡盛のことはもちろんのこと、私が各地の泡盛の蔵元を訪ねていることを伝えると、これから回ろうとしている蔵元の場所などの情報を提供頂いた。最近、那覇でここの「一本松」がプチブームになっているらしい。私はここで15年古酒を購入した。
















 
 

 



 

 

   



6、沖縄県酒造協同組合

那覇新港にある酒造協同組合。1階が工場で、2階に沖縄県酒造組合と沖縄県酒造協同組合の事務所があり、最初は訳が分からんかった。

沖縄県酒造組合は、沖縄県全土の泡盛蔵元を統括する組織で、沖縄県酒造協同組合は、いくつかの蔵元から原酒を購入し、ここでブレンドして、「南風」「海乃邦」「紺碧」の銘柄で泡盛を販売している。私は、これら銘柄をほとんど飲んだことがない。「海乃邦」は10年古酒。那覇の飲み屋で飲んでみたが、まろやかでうまかった。







 



 

 

 

 

 

     



7、宮里酒造、再び

前回訪問時は蔵元の方が不在で、今回リベンジ。と思ったら、工事中でバタバタされていた。そんな中、「春雨」についての知識、掘り出し物の説明等、丁寧に対応頂いた。

現在、沖縄県内のファミリーマートで「春雨」の25度と15度が売られている。売切れ御免の商品で、問屋曰く、年末まで在庫が持たないのでは・・・。15度の瓶はおしゃれやったけど、いまいちやったな・・・。やはり、私には「カリー春雨」「ゴールド」がいい。






 

     



8、津波古酒造

今回の蔵元巡りで新しい発見かもしれない。那覇市与儀にある津波古酒造。銘柄「太平」は、普段余り飲まず、それ程印象として残っていなかった。

私が訪ねた日は、月に2日ある太平感謝祭の日で、蔵元掘り出し物が低価格で買える。本来は午後からの販売だが、朝から地元の方が集まっていた。酒屋、飲食店の経営者がほとんではないだろうか。とにかく、安い。2006年蒸留の5合古酒が800円で売られていた。古酒は一般的に足していくが、ここで購入したものは継ぎ足さず、単一の泡盛を寝かせたもの。通常の古酒と違って、まろやかさは乏しかったが、すっきり且つ古酒の風味は維持で非常に飲みやすかった。なぜこんなに安いのか聞いたところ、まずは泡盛を飲んでもらわないと始まらないから、と。気に入った、ここ。

 

 



 

 

 

 

 

   



9、久米仙酒造

那覇市仲井真にある蔵元。この規模になると、私的にはここは大企業に属すので、普段好んではここの泡盛を飲まない。ここの蔵掘り出し物として、41度の10年古酒を購入した。まろやかで非常にうまく、ストレートでも飲みやすい。思わず、「うまい」と叫んでしまった。
 

 

 

     



10、神谷酒造

八重瀬町ののどかな農村部にある蔵元。沖縄本島で最後に訪れた蔵元となった。

ここの銘柄「南光」」は、普段あまり飲まない。ここで八重瀬町の依頼を受けたマリーゴールド由来酵母を使って製造された「はなはな」を購入した。と言っても、原料にタイ米を使用しているので風味は泡盛だが、やさしい味であった。スターターや泡盛が苦手な乙女にいいかも。




 

 

 

 

 

     




Glance in Yoron vol. 2

     

モリンガ
これで作ったお茶はうまかった

     
     
     




Vol. 236 沖縄本島&与論島、一齧り

1、居酒屋「ひょうきん」

与論島茶花の居酒屋。ここは常に満席の人気の店。私は開店後すぐに入店したのだが、30分も経たないうちに満席となった。地場の食材を使ったキハダマグロの幼魚であるシビ・ツバメダイ・ソデイカの刺身、イカ墨の塩辛、カサマツカサゴの塩煮を注文した。どれもおいしかったが、マース煮は塩が少々強いかな・・・。







 

 
     



2、炉ばた居酒屋「海将」  

与論島茶花街中の居酒屋で炉端焼き中心。折角なので地場の食材を食べたかったが、それ程数がなかった。ここでは、ゆし豆腐、ノコギリ鯛焼きを食った。

     



3、「泰斗寿司」

与論島茶花にある寿司屋。ここにはランチで2度訪れた。与論島ではもずく蕎麦を出しているところがいくつかあるが、それ程もずくの風味はせず、まあまあかな。他に店お薦めのブダイの粗塩煮、烏賊の墨煮を食べた。ここのマース煮も少々塩味が強いかな・・・。ただ、洋食屋、普通の定食屋が多い中、茶花街中で地場の食材を使ったランチを食うにはここはお薦め。





 

 

     



4、居酒屋「ティダ」

十両力士千代皇の実家。店内には千代皇の切り抜き記事が多く貼られていた。茶花街中から徒歩10分ほどのところで、店の雰囲気的にはここが一番いいかも。カウンター、店の真ん中に10人ほど座れそうな大きな丸テーブル、テーブル席が3つほど。客が少なければ、ここのカウンターでゆっくり飲みたかった。ここでは、地場の食材を使ったシイラ刺身、フシクの煮付け、パンダマ炒めを食べた。




 
 
     



5、居酒屋「かよい舟」

宿から徒歩すぐの居酒屋。店に入った時はほぼ満席で、カウンターの端っこに1席だけ空いていたのでここに座ったが、店内が賑やか過ぎて落ち着かなかった。カウンターを見てびっくり。なんで「ヨクスベ-ル」があんねん?地場の食べ物はそれ程多くなく、ここではイェーガマ(所謂、スクガラス)、シビ、メダイの握りを食べた。イェーガマは、ちょうど収穫の最盛期だった。





  
     



6、ヨロンの味「たら」

ヨロン島ビレッジ内のレストラン。ここでは鶏飯が食べられる。与論島は沖縄本島から見える場所なので、地理的には沖縄だが、鶏飯があることでここは鹿児島県であることを改めて認識させられる。もちろん、ここでは鶏飯を食べたが、普通にうまい。ここでランチを食べている方は、ほとんど鶏飯を頼まれていた。鶏飯が出てくるまでの間、与論島のジンジャーエールがあったので飲んでみた。普通かな。

  
     



7、沖縄家庭料理「あいあい」

名護の名護十字路近くにある居酒屋。今回、沖縄に上陸して初めて名護に泊まった。名護で飲み屋を歩き回るのを楽しみにしていたのだが、体調が良くなかったので余り楽しめなかった。

宿の方に、名護の中心街と言えば名護十字路近辺と教えられ、歩いてその近辺まで行ってみた。この辺りはいつもバイクで通り過ぎるだけだったのでそれ程印象がなかったが、結構飲み屋がある。とは言え、私は表通りには興味がないので、裏通りを歩いてみた。裏通りはスナックが多く、所々に飲み屋が点在する。正直、心惹かれる場所は見つけられなかったが、そんな中、この店に入ってみた。カウンターにテーブル席がいくつかある間取りで、私が大好きな「国華」をグラスで飲ませてくれたのは良い。他何軒か飲み屋をのぞいてみたが、どこもボトルでの注文が一般的だったので、結果的にこの対応は良いと思った。

探せば名護にももっともっと面白い私好みの飲み屋があるのだろうが、体調が良くなかったので途中で宿に帰った。いまいちの印象やったな、名護は。いつか裏通りを中心にリベンジしてみたい。
     



8、沖縄そばとギョウザの店「むかいや」

新里酒造の方に教えて頂いた沖縄市にあるそば屋。住宅街にあるせいか、私が訪ねた際は地元の方ばかりだった。観光客はここにはなかなか来ないのかもしれない。比較的安い値段でボリュームたっぷりのランチセットがあったが、夜のこともあるので、量少な目、且つ折角なので餃子も食べてみたかったので、そばと餃子の単品を注文した。そばは、塩、カツオ、豚骨から選べ、私は豚骨にした。ダシはあっさりでなかなか良い。餃子はいまいちだったが・・・。

量少な目希望でわざわざ単品を頼んだつもりだったのだが、そばになんでソーキ、天ぷら、サラダが付いてくるねん。うれしいサービスだが、食えんって。で、この量で550円は安すぎる。

 

 

  
 
     



9、沖縄そばと家庭料理の店「うちなあ家」

八重瀬町の神谷酒造近くにあるそば屋。ここもそばしか頼んでいないのに、なんでジューシーが付いてくるねん。食えんって。ここもそう、この量に550円は安いって。好みでよもぎを入れて食べてと言われたが、よもぎの苦さと沖縄そばとの相性はいまいちやったな。



 


 

     



10、石灰そば「とらや」

ゆいレール赤嶺駅から小禄方面に徒歩10分程のそば屋。那覇から羽田に戻る際は、いつも早朝の便を取るが、今回は那覇で飲み明かしたかったので、わざわざ昼の便にした。

那覇を出る際は、いつも朝は空港で沖縄そばを食べるが、正直インスタントなので味気なし。そこで、今回は那覇空港で先に荷物を預けた後、空港からすぐに行けるそば屋ということで、赤嶺、小禄辺り、且つ11:00オープンの店をターゲットに事前にネットで調べておいた。で、見つけた場所がここで、読売優勝が決まったその翌日に、店名は「とらや」である。

「なんでこのタイミングでまたトラやねん。」
と思いながら、11:00オープンと同時に店に入った。あっさりとした味だがダシがしっかり利いていてうまい。空港からも近いし、昼の便に乗る際には、ここに寄って、そば食って帰るのはいいかも。 



 
     




☆与論島の有名人&与論島にかかわるポスター

 

 

 

     




Glance in Yoron vol. 3

     
     
     




Vol. 237 ラウンジ in 与論島

与論島での夜は、飲み屋をはしごして飲みまくってやると事前に計画していた。そのため、夜遅く帰っても宿に迷惑が掛からないホテルに泊まることにした。イメージしたのは西表島の夜。地元の人が数人しかいない飲み屋のカウンターで人々と戯れる。そんな予想は、一軒目に入った居酒屋で早くも外れた。どこの飲み屋に行っても、地元の人、観光客が多くてうるさすぎる。カウンター、座敷ともにいっぱいで、店のスタッフも走り回っていた。人が多いし、騒がしいし・・・。これではゆっくり飲めん。宿の人にバーを教えて頂いたが、私が滞在時は閉まっていたし、こんなところまで来て、どこにでもあるようなバーには行きたくない。かと言って、居酒屋以外に飲めるところが見当たらない。コンビニは深夜まで開いているので、酒を買って部屋で飲もうかとも思ったが、ここまで来たらどこかで飲みたい。飲みに行くとなればもう宿の前のラウンジしか選択肢はない。内地では仕事以外ではほぼ行くことはないが、久米島や喜界島のラウンジは楽しかった。そう思って、宿の前にある「ラウンジRose」に入ることにした。

店内はかなり広く、ボックス席が10個ほどに、5席ほどのカウンター。店の女の子は二人で、それぞれがボックスでお客さんを相手していた。私はゆっくり飲みたかったので、店のマスターから、

「女の子をつけられないですけどいいですか?」
と聞かれると、

「カウンターでゆっくり飲みたいからここでいい。で、女の子が空いてもつけなくていいから。」
と話し、カウンターで飲むことにした。

料金は1時間3,000円の飲み放題。女の子をつけると+2,000円で、女の子のドリンクが1杯500円。私にはなぜが1時間2,000円にしてくれた。

カウンターには私しかおらず、カウンター越しにマスターと話し始めた。マスターは30代前半で、日中はこのラウンジの横の花屋さんで働いている。花屋さんとこのラウンジは、奥さんの実家のもの。奥さんは20代半ばの島の方で、東京でマスターと知り合って結婚し、1年ほど前に島に戻ってきた。マスターは東京の方で、島に来る前は日本橋の花屋で働いていた。与論島では奥さんの実家の花屋のみで働く予定だったのだが、義父からこのラウンジもやるように言われた。マスターに飲み屋の経験はないし、何よりもマスターは酒が苦手。「話が違う」と思ったらしいが、やれと言われたので仕方がない。

ラウンジは1ヶ月程前にオープンし、当初は女の子が4人いたが、最近2人いなくなって今は2人しかいない。この店内のボックス数に女の子2人はどう考えても少なすぎる。最低5人は必要である。店は20:00オープンで0:00ラスト。棚にはブランデーなど高価な洋酒も並んでいたが、一体誰が飲むのだろうか?地元の人がこんな高価な洋酒を飲むとは思えないし、観光客がわざわざ与論島にまで来て飲むとは思えない。洋酒を置くなら、サントリーの角で十分だろう。

店では、女の子が指名され誰かの相手をしている時、他のお客が来店しても女の子をつけられないと伝えていた。すると、女の子との会話目当てに来た客が帰って行く。当たり前である。娯楽がパチンコぐらいしかない与論島では、ここ以外他に遊べるところはない。店が客に女の子をうまく回すようにorganizeしなければならない。新たな来客を少し待たせて、女の子を回す。先客にはその間カラオケでもして時間を潰してもらい、30分ほどでまた女の子を戻す。女の子の数だけの客しか相手しないので、他のボックス席がガラガラ。現に、私が滞在時はボックスが3つ以上埋まらなかった。これだけのスペースがあるのに勿体無い。営業時間を4時間と考えると、果たして彼女たちにpayできるのだろうか?

料金制度ももう少し工夫できないか?1時間飲み放題3,000円よりも、ボトルキープにして、もっと客を呼んだ方がよい。それなら女の子がつかなくても、単なる飲み屋としても使える。二次会で使えそうな店が少ない与論島では、ここを二次会に使ってもらうというのもよい。その方が客は入るし、喜界島のラウンジのように気楽に来られる。1時間3,000円という設定では、高額でなかなか来られない方も多いと思う。マスターは、どのように経営するとうまくいくのか試行錯誤中だったので、私が思ったことを率直に話した。

 
 

 

 

次は人材確保をどうするか?ダイビングのスタッフとして滞在中のバイトを使うのはどうか?シーズンが終われば、ダイビング店も契約を解除するだろうから、そこを狙う。そのためには、スーパーなどの掲示板に求人募集の貼り紙をする。奥さん曰く、地元の女性陣はこういったラウンジのことをよく思っていない。なら、昼カラをするのはどうだろうか?1時間2,000円程で1ドリンク付き、つまみのお菓子フリー、歌い放題にして、午後の3~4時間を昼カラにする。娯楽がない島では、昼のその時間にカラオケができるとなると、地元の女性も来るのではないか?昼カラの際は、スタッフの女の子を一人店に置いておくだけでよい。女の子も島でやることがないだろうから、なら、昼間の暇な時間に店で歌の入力とお菓子を出すだけでバイト代が入る。あとは、ゲストハウスに泊まる貧乏旅行者のゲット。与論島に長期滞在してダイビングをしている方もいると思う。そんな話をしたところ、早速、島のゲストハウスに求人広告を貼りに行く、と。

私は、島に滞在中の3日間、毎晩ここに来た。飲むところがないのと、初日に店のこういった内情を聞くと、気になって、気になって・・・。2日目も3日目も、女の子はつけなくていいから、ということでカウンターに座り、3日目はマスターは休日だったが、私が来るというのでわざわざ時間を合わせて来てくれた。ボックス席に客がいない時間帯は、女の子はカウンターにいる私の横に座った。1杯ほしいと言うのでご馳走した。この行為は理解できるし、私が店長でも女の子にそうするように指導する。できる限りの人件費は稼がないといけない。私が彼女たちを指名している訳ではないので、彼女たちも私との会話を仕事と捉えていなかった。彼女たちは自分のことを色々話してきた。これからの人生をどうしよう、島での生活をどうしよう、とか。

女の子の住居にはテレビがない。今は2人だけなので個室だが、人が増え、部屋の数を考えると相部屋になる。気が合う子ならいいが、合わない子ならどうしよう・・・?テレビがないので、世の中のことが分からない。最近、独り言が多くなった。昼間何する訳でもない。離島での生活は、私も7年経験しているのでよく分かる。テレビぐらいはつけてあげないと。ただでさえ女の子が少ない中、この環境が嫌で止めたらどうするのか?女の子がいないと、ラウンジとして成り立たなくなる。私は、彼女たちと約束した通り、彼女たちがいる目の前でマスターにテレビを設置するように要求した。ある程度インフラを整えてあげないと。そうでないと、人材を確保できなくなる。ただでさえ、サービス業では人材が減っているのに。

ウイスキーがボトルであるなら、炭酸を導入することを薦めた。で、ハイボールにして飲む。女の子が炭酸を頼む時は300円取ればいい。私の提案を受け、マスターは炭酸導入にすぐに動いた。店には残波もある。私は、残波を使った簡単なカクテルを教えた。炭酸、シロップ、レモンのコンク液を少々。酒の苦手なマスターはこのカクテルを気に入って、毎日これを飲んでいた。女の子が炭酸を使って、このカクテルを飲むのもよい。

店では前金にしている。財布を持たないで店に来る人が多いからである。この制度はこれでいいのかもしれない。

3日もいると、マスター、奥さん、店の女の子たちとも親しくなった。最後別れる際は、店の今後が心配で、私の連絡先を預けた。何かあったらいつでも連絡して、と。女の子たちには、1週間以内にテレビが入らなかったら連絡して、マスターにpushするから、とも伝えた。

落ち着いて飲めなかったが、この店に来て楽しかった。何とかうまく経営してほしい。 




Road to Naha

   

 オリオンビール名護工場
久しぶりに行ってみたが、見学者専門の建屋ができ、すっかりきれいになっていた




     
     
     

名護辺野古の普天間基地移設予定地。半年ぶりに訪問したが、戦車あり、調査船ありと状況が随分と変わっていた。名護の宿でも、基地建設反対のプラカードを持った宿泊客を見かけた。近くにテント村があり、基地建設反対を訴え続けている。調査船への妨害だろうか、ボートに乗り込む方々もいた。今後も刻々と状況が変わっていくのだろう。  
 



     
     

今回も我が沖縄の聖地、宜野座村野球場に寄ってみた。まだ工事中。内野の観客席数は増え、今回はバックネット裏が工事中だった。おそらく屋根を付けるのだろう。1塁側からライト側にかけては、バッティングマシーンを有した練習場ができていた。

我が阪神タイガースの宿舎が読谷村の残波岬に移り、宜野座村までの道中は遠くなり、場合によってはここでのキャンプ存続が難しくなるかもしれない。宜野座村にとって、ある意味トラのキャンプはドル箱なので、野球場の改修、設備投資等でトラキャンプ地の維持に必死なはず。個人的にも宜野座村は大好きなところなので、何とかこのままトラの聖地として存続してほしい。 
 




Vol. 238 那覇での夜

那覇に飛ぶ前日。大阪の乙女たちから連絡があり、有休を使って私たちも那覇に行く、と。着くのは夕方で、私とほぼ同時刻。私は、飛行機のトラブルで那覇に到着が遅れ、那覇空港に着いて携帯をチェックすると、先に着いた乙女たちから、「今、どこですか?」とのメールが入っていた。で、乙女たちがどこのホテルに泊まるか確認したところ、その日のうちに中城村まで行く、と。なんで中城やねん。時間あったら、那覇でめしでも食わしてやろうと思ったが、私が那覇空港に着いた時点で19:30。これからバイクを借りて、旭橋の宿に着く頃には20:00を回る。そう思って、このまま私に会わずに那覇で買い物をして中城に行くように指示した。すると、すぐに乙女たちから電話があり、折角なので、ということで結局会うことに。なんでここまで来て、お前らに会わなあかんねん。まあ、かわいい後輩たちやから仕方ないか。そこで、国際通りでの買い物が終わったら、21:00頃に旭橋まで来るように伝えた。

しかし、沖縄初のあいつらがここまで辿り着くのは無理かもしらん。そう思って、私は急遽国際通りまで歩き、途中で電話した。「国際通りのどこにいる?」何とかあいつらを見つけたが、なんやねん、その沖縄って書かれたTシャツは??沖縄に着いて購入して、早速そのTシャツを着てた。あほか、お前ら。で、車を置いた駐車場の場所を覚えてへんやて??。もういい。とりあえず、めし食いにタクシーで若狭大通り沿いの居酒屋「すいか」に連れて行った。

「すいか」のマスターとは、すっかりお友達。春に来た際には、10月に来る旨を伝えていたので、今回、

「予定よりも早く来ましたね。」
と言われたほど。沖縄初のこいつらに、マスターと相談して沖縄らしい料理を出してもらうことにした。私がここで是非食べさせたかったのは、マース煮と焼きてびち。ここのマース煮はまじでうまい。塩辛くなく、やさしい味付け。他、マスターからお薦めのアーサの天ぷら、フーチャンプルなど、腹いっぱい食わせてやった。帰りは、何となく駐車場の場所を把握していたので、そこまでタクシーで送った。わしが次沖縄に来る時は、お前らにどこの島に行くか絶対に教えん。ふ、ふ、ふ。

 

マース煮

 

アーサ天ぷら

 

フーチャンプル

与論島の後は、珍しく那覇で2泊した。那覇を交通の拠点としか考えていないので、大抵1泊しかしない。しかし、今回は那覇近辺の蔵元を回りたかったのと、よく行く飲み屋ともう少し交流を深めたかったので2泊することにした。

まずは、春に訪ねた南大東島料理「栄喜」に向かった。そう、阪神ファンのマスターの店である。春に対応してもらった若旦那は、私のことを思い出してくれた。私が店に入ってしばらくして満席になったので、僅かな時間しか会話できなかったが、お互い今シーズンの阪神について語った。今度はゆっくり南大東島の食材を味わいたい。

旭橋の宿の近くの「ゆがふ」は、私のお気に入りのところ。粟国島出身のママが一人でやっている。カウンターの席数、座席数が私好みで、ママが作る料理は何食ってもうまい。ビールは凍らせたジョッキに入れてくれる。ママには申し訳ないが、いつも客が少ないのも良い。ママには私の名前等何も伝えていないが、私がいつも店に行くと、

「いつ来たの?」
と歓迎してくれる。今回も、

「次は10月じゃなかったの?春にここで会った人の東京の店に行ってみた?」
などと春に交わした会話も覚えていた。ママはいつも色々サービスしてくれる。今回、その後は店をはしごするつもりだったので、ここでは余り食べるつもりはなかった。しかし、料理が次から次と出てくる。うれしいんやけど、こんなに食えるかー。ママからのリクエストで、次来る時は横須賀の軍艦カレーを買っていくことにする。

  
 

 

 

 


 

南大東島の深海魚ナワキリのマース煮

 

はんだまもやし炒め

「おでん松山」にも久しぶりに行ってみた。おかあさん、覚えてるやろうか?店に入ると、少し間があったが、おかあさんは私のことを思い出してくれた。数年前にたまたまこの店を見つけて入ったのだが、ここの雰囲気も良い。決して綺麗とは言えない店内だが、家庭的な雰囲気で気に入っている。私は久しぶりにてびちを食べた。おでんの具にてびちがあるのはいかにも沖縄らしい。色んな具から染み出たダシもいい。ここでもてびちと大根を食べて出るつもりだったが、おかあさんはおもむろに冷蔵庫からそばを出してきた。ひょっとして、私のためでは・・・。前回訪ねた際に、私が沖縄そば好きであることを伝えると、おでんにそばを入れて出してくれた。まさか数年ぶりに会った私を見て、そのことを思い出したのでは・・・?私の予感は的中した。てびちと大根を食べ終えた私の皿を取って、おかあさんはそばを入れ始めた。覚えててくれてて無茶苦茶うれしい。しかし、食えんって。

そんな腹いっぱいの状態で、最大の目的である居酒屋「すいか」に向かった。春にマスターと一緒に飲みに行こうと約束したが、それができなかったので、今回は是非ということになっていた。閉店間際に店で待ち合わせしたが、店はまだたくさんの客で賑わっていた。マスターは私に申し訳なさそうにしていたが、予想はしていたので、泡盛を飲みながら店で時間を潰していた。残念ながら、もう何も食えない。これ以上食ったら間違いなく吐く。

マスターは桜坂に住んでいる。店が終わって、マスターの車で先に自宅の駐車場まで行って、その後、松山までタクシーで戻り、マスターがいつも車で通り過ぎて気になっていた上海料理の店「上海雲吞」に向かった。店に入ると、店の三周年記念パーティーが催されていた。飲み放題・食べ放題で3,000円。店からこれでいいなら、と言われたので、全然問題ない、と回答して店に入ることにした。



 
  ここはその名の通り、中華料理屋。マスターは上海出身。以前、東京の阿佐ヶ谷で飲み屋を営んでいたが、震災以降、奥さんが実家のある沖縄に戻りたいということになり、那覇で店を出すことになった。マスターご家族は宜野湾市在住で、毎日ここまで通っている。店にいた6名程のグループは、宜野湾市のマスターご夫妻の知り合いで、わざわざ三周年のお祝いに那覇まで駆けつけた。そこに、浦添でお店をされている何人かが来店された。我々もそこに混ぜてもらって、色々話したのだが、「すいか」の仕入れ先の一つが浦添の業者で、その浦添の方とその仕入先は顔見知り。何とも偶然。これを機にお互いの交流が広がればいい。

ここの名物は揚げ雲吞。雲吞を揚げて食べたのは初めてだったが、これはこれでうまい。それ程油っこくもないし。他にもバイキング形式でいくつも料理が用意されていたが、私は腹いっぱいで食えなかった。勿体無かったな・・・。

上海のマスターも居酒屋「すいか」の存在は知っていた。車で店の前を通る度に、「すいか」と書かれた文字が気になっていたらしい。「すいか」のマスターは結構シャイである。なかなか自分で新しい店に入っていけない。「上海雲吞」の隣にある店は、マスターの知人の店でよく行かれるそうだが、ここにはなかなか来られなかった。両マスターともこれを機に交流を広めて頂ければ、私もうれしい。 


     




☆沖縄本島南部ツーリング

    奥武島
観光地か?
人がたくさんいた


     
    沖縄本島南端喜屋武岬

久しぶりにここに来たが、
相変わらず最北端の辺戸岬に比べるとさびれている
所々、道はまだ舗装されていない
相変わらず景色はきれい


     
     
 
道の駅「いとまん」
ここは本当に楽しい
1日いてもいい  
その場で食べられるし、地場の野菜が多いし




    瀬長島
那覇にこんな面白い場所があったとは・・・
 
 


     

スーパーを覗き見
ポルト、ぐしけんパン


     

今回も牧志の「琉夏」さんに寄ってトラ談義をした。いやー、相変わらず熱い。わしも負けてられん。今回は珍しい古酒を購入。トラのみならず、泡盛の知識の豊富さにも関心した。  

     

 またぶたりめを買ってしまった
これ、まじでうまい


     

 今回もがっつり飲んだったで