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「蒸し暑い」

久しぶりのバスでの移動。とにかくOZはスケールがでかい。AliceDarwin間は1500km以上ある。俺はバスの中ではずっと寝てた。それにしてもよく寝られるもんだ。これは一種の才能や。起きておこうと思っても起きてられん。
AM7:00
ぐらいにバスがある町のGSで止まった。そうbreakfast timeだ。いざバスを降りてみると、bloody humid。もうこの辺りは熱帯の気候だ。俺の思った通り植生もrain forestに変わってきた。同じ道の周りの植生が変わってくるだけでもこの国のでかさがわかる。OZの旅はAdelaideDarwin間がbestかもしらん。途中のKatherine1時間ぐらい休憩となったが、とにかくhumid。暑くて暑くて。バヌアツの比じゃないな。こんな気候はアジア以来や。立っているだけでもしんどいし、もしDarwinにしばらくいるとなると、確実にやせるやろう。
PM5:00
すぎにようやくDarwinに着いた。21時間ぐらい乗っていたかな。バス停に着くやいなや客引きの連中が声をかけてきた。俺は特にどのBPに泊まりたいというのはなかったので、1人のねえちゃんが声をかけてきたBPに行くことにした。ここは町から少し外れているが、運のいいことにカジノに近い。おお、これはラッキーだ。Darwinの後どうするか。Kakaduに行ってみたいが、ミーハーtourで行くのは嫌だ。予定ではCairns方面に行くか、このままDarwin outするか考えていたが、BPnotice boardPerth行きのliftが数多く張ってた。う〜ん、少し日本語から離れてみるか。問題は俺のair ticketPerthに行っちゃうとSydney outが大変になるし、Perth outにすると手数料がかかる。東の方に行ってみたい気もするしな。Darwin outも考えもんだ。というのは、俺はまだコアラを見てないからだ。それに、もう一度カンガルーも見たいし。さあどうするか。少し考えよう。

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「ワニの肉をやっと食った」

このBPPancakebreakfast。ないよりいいが、俺はパン食い放題の方がいいな。しかし、このBPはなかなかgood。町から少し離れているが、人は少ないし、宿のねえちゃんはいい人やし。何と言ってもカジノまで徒歩5分はいい。これはたまらんね。
Darwin
は暑い。特に今は雨季。宿の人がテントはやめた方がいいと言っていたがその通りかもしらん。雨があがって日が照ってくると蒸してくる。町の至る所にココナッツが生えていて、まさしく熱帯って感じだ。ココナッツを見たんはバヌアツ以来だ。
俺は猛暑の中、今後の予定を考えるためにまずQantasofficeへ向かった。そう、Air ticketの変更が可能かどうか聞くためだ。しかし、結果はNoSTAに行ってくれと言われた。
STA
Mallの中にあり、俺はcredit valueの件を尋ねると、Adelaideと同じ答えでCairns outならさらに$300弱、Perth outなら$300必要と言われた。Ch-ChSTAと言ってることが違う。Ch-Chではあと$50払ったらどこからでもoutできると言っていたのに。
俺のバスの残りは約2600kmある。CairnsSydney間は無理やし、PerthAdelaide間も無理だ。残りの持ち金は$1000。さあどうするか。昨日、俺はPerthに向かうliftCairnsに向かうliftを見つけた。Perth行きはあきらめていたが、ここに来てすごく行きたくなってきた。Cairnsには全く興味ないがその上の方には行ってみたい。う〜ん、考えもんだ。Sydneyには戻りたくないしな。とりあえずPerthに向かうliftの方をアポを取ってみた。1人分余裕はあるとのことだがまだわからん。明日の朝連絡をくれることになったがあかんかったらまた考えよう。
俺がDarwinに来た最大の目的は、そうワニの肉を食うことだ。しかし、思った以上にワニの肉が食えるところはない。インフォメーションで聞いたところもたいしたことないし、宿に戻ってねえちゃんに聞くとwharfに行くのが一番と言われ、夕方そこまで乗せてもらうことになった。なんていいねえちゃんだ。カンガルーの肉はスーパーで見つけたので、明日買うことにしよう。
Wharf
には同じ部屋のたつみ君と今日来たばかりのつよし君もいっしょに向かった。そこにはアメリカのnavyの船が停泊しててかなりにぎわっていた。すごい規模だ。ワニの肉を食うと言ってもfood courtにある店でorderするだけでrestaurantではない。ワニの肉とchips$10とまあ値段的にはこんなもんか。味的には歯ごたえがあって見た目はchickenでなかなかgood taste。ただ、今日のはカラ揚げっぽくなっていたので、できれば塩、コショウで炒めるだけで食ってみたい。これでOZの目的の1つは果たした。明日はカンガルーの肉だ。
今晩、つよし君といっしょにカジノに行った。ここから徒歩5分。こんなにカジノに近く行けるのは初めてだ。服装もそれほど厳しくないし。宿を出る前につよし君の腕前を少し拝見したが彼は理論を知っている。それで少し問いただしてみると、なんとSydneyで子呼呂さんから教わったらしい。どうりでわかっていると思った。それにしても偶然だ。まさか子呼呂さんの弟子とDarwinで会うとは。
カジノの中にアボリジニーがたくさんいたのにはびびった。それになぜか黒人が多く、町中にも目立つ。Openは正午でclosedAM3:30Minimum$5.00だが1 tableしかなく素人だらけ。$10$25 tableも素人が多く、Black Jack tableは4つぐらいしかなかった。まあ規模が小さいからな。ただトランプを無料でくれたのはラッキー。なかなかいいね。よし、今日はあかん。Tableが空きそうにない。別の日に来よう。

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「今日はカンガルーの肉& Darwin casino1ラウンド」

昨晩から雨が降り始め、昼すぎまでずっと降ってた。雨季やからな。毎日のように雨が降ってる。雨が降るとすることがない。
それにしてもこの宿は快適だ。夜になると自動的やろうかエアコンがつく。アジアを旅してる時には考えられない。こういったところはさすがにOZだ。人も少ないし。Kitchenが狭いのはneckだが、何と言ってもカジノまで徒歩5分。最高のsituationやね。昼から町に出た。町までは結構ある。雨が上がると蒸し始める。そうなると歩いているだけでも汗が出てくる。Food courtで軽くめしを食って俺はAsian marketを探してた。そう、コチジャンが切れそうだ。Adelaideで買ったコチジャンがもうなくなる。これはやばい。旅を半分損してしまうからな。町中をブラブラしながらお店を探している途中に怪しい通りに入った。その通りの1つになんと旗専門店があってそこでは世界中の旗ばかりを売ってる。こんな店もあるんや。俺はタイ、ネパール、インド、バングラの国旗のワッペンがほしくて中を覗いてみるとネパールとバングラのはなかったがタイ、インドは手に入った。ここのおっちゃんはとにかく親切で俺に色々旗についての話をしてくれる。バングラの国旗の真ん中にある赤丸は少し左に寄っているとか、旗の学会が今年カナダであるとか。日本にも旗専門の職人がいて、その人のパンフレットを見せてくれた。おいおい、おっさんなんでそんなに詳しいねん。帰り際にはネパール、バングラのワッペンが見つかったら日本に送ってやると言ってくれた。ええ、おやじやな。
今晩のめしはカンガルーの肉と決めている。その肉を味わうには塩、コショウで軽く焼くのがいい。スーパーで見つけたひき肉を買って、マッシュルーム、にんにくを入れ、少しコチジャンで辛味をつけて塩、コショウで整えた。カンガルーの肉は少し臭い。これは嫌いな人はあかんな。味的にはまずまず。他に例えるならマトンかな。うまさでいけばワニの方がうまいな。う〜ん、満足した。これでDarwinに来た目的の2つは終わった。
さあ、仕事に行くか。たつみ君も見学したいと言って付いて来た。Darwin casinoはとにかく狭い。だから、どこのtableも混んでいる。そのせいか、$10$25にも素人が多い。俺は素人に邪魔されて負けるのが一番嫌だ。それとboxがすべて埋まっているtableは座りたくない。カードの流れが読みにくいからだ。まあこんなこと言ってるようじゃ俺もまだまだ甘ちゃんだ。AM2:00すぎになってようやくtableがすいてきて、とりあえず俺は勝負始めた。しかし途中酔っぱらいが出たり入ったり。ついに、ディーラーとの1対1。やっぱり1対1はやりやすい。しかしそれもつかの間。またもや酔っぱらいが乱入。もう今日はやめよう。結局、$60ほど浮いてやめることにした。
俺はこのカジノ内で1人の日本人のおっちゃんに会った。おっちゃんはこっちに来てもう33年になる漁師で船長さん。漁師と言っても真珠の養殖。家はBroomeにあって先週漁から帰ってきて来週また出ると言う。その期間は2ヶ月。今は漁前の骨休めってとこか。俺がもしOZのワーホリなら間違いなく漁に連れて行ってもらうな。まあ今回はしゃあないが。おっちゃんは今wharfで寝泊まりしてて、明日その船にお邪魔することになった。色々話を聞いてみたい。実におもしろそうな人で、顔はWalter20年後って感じか。ちなみにおっちゃんのBlack Jackのお手並みはperfect。よく知ってるね。

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「真珠の養殖の船長」

今朝も雨が降ってた。今日は昼から船長さんを訪ねることになっている。それまで宿の外人勢とうだうだしてたが、この中の1人のカナダ人のMurrayは昨日ドイツ人のおばちゃんとカジノに来てた。彼は俺がtableがすくのを待っていると、
「お前、やらないのか。」
としつこかった。俺は、
Black Jackはチームワークで周りの人々の良し悪しで勝負が左右するので、how to playと知ってる奴とやりたい。」
と言うと、
「何言ってんだ。Black Jackなんて運でしかない。」
と言ってきた。そこで、俺は、
「じゃ、そこの$25 tableのあの2人のやり方と、この$5 tableの最後の2人のやり方を見て見ろ。」
と言ってやったが、彼にはその違いがわからんかったようだ。こういう奴とは同じtableに座りたくないな。
昼から俺はたつみ君と船長のところへ向かった。Wharf内を1時間近く歩きまくって、ようやくその船をつき止めた。俺らが着く前にすでにつよし君もいた。2人共船長に雇ってほしかったらしいがもういっぱいになってしまったようで、もう1週間早ければと船長は言ってた。船員はすべてOZNZ人で、俺の思った通り働かんらしい。だから、日本人を雇う方がいいとのこと。俺がピッキングで感じたことと同じことを言っていた。
船内も一通り見せてもらったが、シャワー、トイレ、キッチン、bed roomBP並みにすべて備わっていて快適だ。エンジン室も見せてもらった。船室はエアコン完備。なかなかいいね。俺らは船長の生い立ちや漁のことを色々聞いた。真珠の養殖って言われても、どうやって養殖してるのかさっぱりわからない。話を聞いてみるとまあ手間のかかること。一番重要なのが何と言っても玉を貝の中に入れる手術。貝の中に袋があって、そこにプラスチックの玉を入れるのだがこれが職人技。貝に傷つければ終わりやし、貝が死ねば元もこうもない。この時期になると日本から職人を5人呼ぶ。
そして、それから養殖に入るわけだが100mのロープに97ヶ所網みたいなものを釣り、その中に16個の手術した貝を入れる。要はこの貝に入れ込んだ玉に貝自体がコーティングを繰り返し、そしてあの美しい真珠になるわけだが、網に入れたまま置いておくとコーティングが偏ってしまう。つまり、ゆでたまごといっしょで始めの半年は網を何度も動かして、玉がうまくコーティングできるようにしないといけないが、この時雑に扱うと袋から玉が出たり、傷ついておじゃんになる。特に、OZNZ人は雑らしい。最終的に2年半かけてようやく収穫になるわけだが、その後の貝はまた養殖に使い、長いもので3040年も使うと言う。貝も当然生長するので、でかい貝には玉の半球を貝の中にボンドでくっつけ、それをピアス用にする。う〜ん、いろいろためになったな。これで少し真珠の世界がわかったような気がした。帰り際に船長は実際に貝にくっついたままの半球の真珠を貝のままくれた。これを磨いて売っても$100以上は手に入ると言っていた。船長は昔かたぎで男気のある人。日本人と話したかったのか、すごく今日は喜んでくれ、また来いと言ってくれた。俺にとってもすごく貴重な話が聞けて満足した。ほんといい人に出会ったな。それもカジノで。

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Darwin casino2ラウンド」

今日も暑い。暑いと動くのが嫌になる。ただ、俺にはすることがある。そう、liftを見つけなあかん。もうDarwinに来てしばらく経つし、今度は早く出たくなって来た。Perth行きはあきらめよう。まあ、カジノで勝てば別だが。そうなると行き先はCairnsだ。できればその先のCape Yorkに行ってみたいが。今回のliftは外人がいい。日本人はもうええ。しかし、俺には選択する資格はない。昨日まで何人かの外人に当たってはみたが返事が来ない。ほんまええ加減やな。俺は町中にあるBPnotice boardを片っ端から当たってみて、何件か電話し、e-mailを送ったりしてみた。
Darwin
の日中はとにかく暑い。こんなけ暑いと動く気もせん。宿でプールに入るか、昼寝をするぐらいだ。まいった、まいった。宿にいる連中もボーとしている。動く気がしないんやろう。部屋で寝てても暑いしな。
少し昼寝をした後、俺は宿でボーッとしていると1人の黒人系の女の人が俺を訪ねて来た。最初アボかなと思ったがどうやらイギリス人らしい。俺のe-mailを読んだようで、liftの件でやって来た。彼女はcamper vanで回ってて、今俺以外liftが見つからんようだ。車はまずまず。しかし、俺以外に人がいないっていうのもな。これにはまいったね。とりあえず俺はOKした。まあ、これも運だ。彼女は明日からKakaduに行くとのこと。俺もいっしょに来るかと言われたが、Kakaduはええや。なんか行く気もなくなって来た。Darwinはまたカジノだけにするか。
さあliftが決まれば決戦しかないやろう。この前は少し浮いて止めたが、あんなんは勝ちに入らん。俺はPM11:30すぎカジノに向かったが金・土の夜のみ短パン、Tシャツはあかんようで、わざわざ俺は着換えに帰った。カジノ内はさすがに人がいっぱい。$10 tableに船長とつよし君がいて、つよし君はこの時点で$200負けていた。俺は船長といっしょのtableに座りたかったので$10 tableに座ったが、これが失敗した。始めは調子よくかなり浮いた。途中で船長が帰り、そうなると素人が入ってきて、俺の前に座りやがったので一気に流れが変わった。俺はこのおやじをなぐったろかなと思うぐらいひどかった。この冷静な俺がカーッと来るんやから。またこのおやじが勝ちやがる。それも自分自身で勝ったような顔をしてやがる。むかつくね。結局、俺はこの日$200負けた。Total Darwin casinoでは$140負けた。また負けや。OZに来てからは負け続きだ。もう後はCairns casinoしかないな。

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「再び船長訪問、そして寿司を食らう」

今日は船長のところに行くことになっている。ここからwharfまでは歩いて40分か。この炎天下の中の歩きはつらい。たつみ君とヘトヘトになりながら船長のいる船へ向かった。船長は俺らのために巻きずしを作ってくれていた。味はgood。日本茶を飲みながらの巻きずしはたまらんね。たまに食う日本食はいい。ほんと船長に出会えてよかった。少し短気で一匹狼系だが筋の通った男気のある人だ。まさしく船の男って感じか。こういう人には義理を通さんとな。ほんとはいっしょに仕事をしてみたかったが。仕事中は厳しいと思う。ただ、仕事以外は引きずらんタイプやな。
船長とお別れしてまた宿に向かったがとにかく暑い。気が狂いそうだ。宿に着いても暑くて何もする気にならん。プールに入るか、寝るぐらいか。俺は少し昼寝をし夕方涼しくなってから起きた。
この宿にはたつみ君の他にしゅんじ君、そして今日やって来たカレー屋をやっているちかちゃんの計3人の日本人がいる。つよし君はKakaduに行ってしまった。カレー屋のちかちゃんは大阪でカレー屋の店長。店長と言っても1人でやっている。俺は大阪に戻ったら1日カレーを食わせてもらう代わりに手伝ってあげることにした。話を聞いてみるとカレー作りも大変らしい。
今晩この3人にe-mail addressを作ってやった。もうこれで何人に作ってあげたやろ。色々批判はあるがいいもんは伝えてあげたいからな。3人ともコンピューターって別の世界のことと思ってたみたいだが、これで身近になったと思う。何事も知っておくのは悪くない。嫌なら止めればいいだけだ。

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「また来てみたい町Darwinともお別れ」

今日も暑い。全く嫌になってくる。夕方涼しくなるまで動く気がせん。
昼すぎにliftEnglish girlが俺のところにやって来た。予定通り明日出るとのこと。ただ、俺以外liftする人はいない。これには困った。cost的にかなりいくやろうな。まあ、これも運やろう。俺はOKし、彼女はAM10:00pick upしてくれることになった。Darwinを出るに当たって俺にはすることが。そう、コチジャンを買わねば。Cairnsまで何日かかるかわからんがコチジャンなしでは辛い。俺はI
インフォメーションに行って聞いてみたが、町中にはAsian food marketはないようだ。これは困った。町外れにあるようだが明日ここを出る時に寄ってもらおう。それしか方法はないな。結局、Darwinには1週間もいた。liftで回るとなると待つってことをせなあかん。時間的にはもったいない気はするが仕方ないな。バスでの移動はつまらんし。ほんまOZの観光業は頭に来る。何でもtourにしやがって。車のないもんはどうしたらええんや。liftに頼るしかないやろう。Tourしかないからそれに参加しようとする奴の気がしれん。そうなると業者の思う壺だ。今日もミーハー日本人ギャル2人がtourを申し込んでいたが、「地球の歩き方」を開いてこの中に載ってるどれどれのtourに参加したいと言っていた。それに、そこにYHAはあるかどうかも聞いていたな。National park内にある訳ないやろ、ドアホ。お前らマニュアル通りの旅して何がおもろいねん。その旅の答えは本に書いてるやろ。自分たちで築きあげていく気にならんか。なんでこんなに若者にパワーがないんやろう。そういった中、たつみ君はGreat guyだ。19歳の青年らしくたくましく、パワー全開でワーホリを楽しんでいる。気持ちのいい青年やったな。ミーハーワーホリどもも見習うべきやぞ。
その後、俺はマクドに行って軽くビックマックを食ってるとアボがやって来て$1.00くれと言ってきた。ほんまアボはむかつく。お前らがそういった行動にでるとアボ全体のイメージが下がるんやぞ。全く、どうしようもない。折角いい文化を持っているのに。
さあ、Darwinともお別れだ。帰りにe-mailを出して、夕日を見に行った。今日の夕日はtoo badだが、ほんとDarwinの夕日はきれい。まさしくsunset townやね。この町はまた来てみたいかな。

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「リフトの旅再び、to Katherine

Cairnsに向けて出発する時が来た。当初の予定はEnglandのメニシャと俺しかいなかったが、宿でいっしょのしゅんじ君も行きたいと言ってきて、あとNotice boadからスコティッシュのおっさんが見つかった。そう、計4人だ。これは助かった。ほんとは外人勢ばかりと行きたかったが人数が多いに越したことはない。メニシャは肌が黒い。俺は始めアボかなと思ったが考えてみればアボがレンタカーでラウンドするわけないしな。となると黒人と白人のhalfか。俺はこれ以外の可能性が見つからんかった。しかし、もう1つの可能性があることを俺は出発してから気づいた。そう、それはインド人だ。俺の悪い予感は的中し、メニシャはインド人だった。Oh, my god!!俺がこの世で一番嫌いなインド人といっしょに旅することになった。なんということだ。これも運命やろ。
スコティッシュのドッグはもうおっちゃん。40近くか越えている。元々シェフでビル建設関係の仕事もしてて、East Coastでその仕事を見つけたという。ドッグはとにかく陽気だ。よくしゃべっている。ただ、俺の苦手なScottish English。ドミ、マーティン、ジェイミーを思い出す。わからん。まだ彼らで少し慣れてたのが助かったが。
メニシャもドッグもとにかく飛ばす。平均120km/hってところ。今日のstay先はKatherineでメニシャの知り合いがBPで働いているようで、ドミでは泊まらせてくれないがkitchentoiletは自由に使っていいとのこと。おお、これはラッキーだ。
このBPEngland人のジェニーと会った。彼女のおかんは日本人でこの2年間彼女は東京で英語の先生をしていた。そして、Englandに戻る前に今旅行中って訳だ。
ジェニーとあとメニシャの友達と俺らの計6人で近くのKatherine Georgeに向かった。KakaduのようなNational parkってとこかな。4日ほどかけるトレッキングから様々なday walkがあり、結構tour客が来ていた。俺はこの時ふと思ったのが、やっぱりリフトやと周りに合わさなあかん。たとえ、それが日本人であろうが、外人であろうが。1人旅の俺としてはやっぱり1人の方がええ。折角こういう所に来てもみんなと同じコースを歩くはめになる。う〜ん、俺は1人で行動してる方がええな。
今晩のめしはドッグが作ることになった。俺は彼から料理を盗もうとずっと彼のそばで見てた。めしの炊き方はEnglish styleBoiling waterに米を入れ、網で水を切るやり方。この方法は見慣れた。問題はmeal。ドッグが作ったのはチキンのクリーム煮。チキンをスライスし、それを炒め、たまねぎ、にんにく、ピーマン(赤、緑)、マッシュルームを加え、それにフィラデルフィアチーズとクリームを入れて煮る。香辛料は塩のみ。これがまたうまい。ドッグをさすがシェフと思ったのは、まず料理を作る前にkitchenをきれいにし、自分の使った場所はきれいに片付けていた。こういうところはプロだ。俺ら素人ではそこまで気が回らん。このクリーム煮の味の方は文句なし。あっさりしていて、くどくない。ドッグ曰く、さっと炒めるのがいいらしい。よし、この料理は頂いた。日本に帰って作ってみよう。
めしの後はみんなでワインを飲んでいたが、銭のことで少しもめていた。うぁっちゃ〜。こいつら銭のことでもめだしたぞ。俺の一番嫌いなパターンだ。またそれも細かいレベルで。一体この先どうなるんや。とにかく銭のことでもめるのは嫌だ。こいつらを何とかしないと。
メニシャのバンはよく寝られて3人。ドッグがでかいからな。二段ベッドの上にメニシャ、下にドッグで前の席をしゅんじ君が寝ることになり、そうなると俺は野宿。このBPはテントを張らせてくれなかったので、しゃあないね。ジェニーが彼女の部屋で寝たらと言ってくれたが、それは他の人にも申し訳ない。よって俺は久しぶりの野宿。またここのベンチが寝にくいこと。

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OZの車の運転は実に気持ちいい、to Tennant Creek

熱帯の早朝ってこんなに寒いんか。俺はあまりの寒さにほとんど寝られんかった。ベンチにマットを敷くだけで余裕と思ってたんが甘かった。それに、下が固くて腰も痛いし。シュラフが必要やったな。みんなに寒くて寝られんかったことを言っても信じてくれへんし。ほんまやって言うの。
それにしても、外人勢のいい加減なこと。飲んだ後、後片付けはやらんし、朝は起きへんし。メニシャは起きて勝手にめし食いに行って、もう出るんかなと思ったらシャワーを浴びるし。ドッグはいつまでも寝てるし。お前らええ加減せえよ。今日は700km近く走るんやぞ。何時に出るつもりなんや。結局出たんはAM11:00すぎか。一体、何時に着くのやら。
Katherine
を出る前に俺はてっきりスーパーで買い物すると思ってた。そう、今後の食料のためだ。この先そんなにでかいスーパーはないはず。しかし、外人勢はNo problemとのこと。メニシャは彼女の食料が残ってるから大丈夫と言っていた。おい、今日だけの分とちゃうんやぞ。これから数日分のがいるやろ。小さい町では物はないし、あっても高いし。ほんまどうしょうもないな。
今日は俺としゅんじ君が運転した。OZの車の運転は実に気持ちいい。ただ、行っても行っても景色はいっしょ。町と町との距離が半端やない。すれ違う車は少ないし、抜かれる車もポツポツ。一番多い車はRoad trainかな。もしくは旅行者。Road trainは前兆50m近くあるので追い越すのには一苦労。所々over sizeと書かれたのもあって、そうなるとすれ違うのがかなり危険だ。町を離れると道が極端に狭くなるところもあって、over size trackが来ると俺らが止まらなあかん。さすがはOZらしいスケールやね。
しゅんじ君と交換しながら運転し、気づいたらもう日が沈みかけていた。周りの景色もすっかり砂漠に逆戻り。結局、外人勢は朝からずっと寝てた。全くどうしようもない連中だ。昔、バースの代わりに阪神にやって来たルパート・ジョーンズのようだ。俺らが今晩stayするTennant Creekに着いた頃にはすっかり日が暮れていた。メニシャはスーパーに行こうと言い出した。おいおい、お前が食材持ってるんちゃうんか。だから、Kathelineで買わんかったんやろ。田舎のスーパーは当然のように閉まってる。仕方ないから俺らはtake awayに行くことにした。メニシャはもう疲れて何も作る気がないみたい。なんとまあわがまま娘だ。それに、ええとこのお嬢ちゃんやろ。やっぱり、俺はインド人が好きになれん。
今晩Caravan parkstayすることになった。2人分の料金で4人泊まるというので俺らはvanの後ろの席で隠れていた。こんなことまでして泊まりたくない。全く彼らは銭の使い方を知らんな。使うべきところで使わず、変なところで無駄金を使っている。さすがは世間知らずのお嬢様だ。
メニシャのことは好きになれんが、このvanはかなりいい。寝る時は2段ベッドになって、外人勢は下、俺らは上で寝た。一応、網戸らしきものもあって、ちゃんと風が入ってくる。ほんまはテントでもよかったのだが、このキャンプサイトは問題外。テントが張れる状態やなかった。
とにかく、2日でこのliftが嫌になった。早いところ東に行って、この旅を終わらせたい。やっぱり、1人旅の俺にはliftは向いてない。どうしても周りに合わさなあかんし、まだ気の合う仲間なら納得いくが、見知らぬ人でその上むかつく奴といっしょとなると。この前の日本人だけのliftもそうやったな。う〜ん、1人になりてえ。

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OZ初のあばれはっちゃくのおやじの気分、to Mt.Isa

今日は外人勢の運転日。出発の前にハプニングが。そう、車のキーが折れた。どうやら外人勢のベッドにキーを置いていて気づいたら折れていたとのこと。朝ドギーがスペアキーを作ってきて、これがまた使えん。まずこのキーではドアが開かんし、車を動かしてもstartの位置から戻らんし、キーは抜けんし。あげくの果てにガレージに行く始末。全く、どうしようもないな。お前ら阪神にフリーエージェントでオリックスからやって来た山沖以下やな。
だめ押しはTennant Creekを離れて200kmほど行ったところで、ドギーが運転を代わってくれと言ってきた。おいおい、今日はお前らの番やろ。助手席ではメニシャはばく睡してて起きようとせんし。しょうがないから俺が代わるとガスがないやんけ。次のGSまではここから200kmも先。俺はメニシャにTennant Creekfill upしたのか尋ねたら、半分しか入れてないとのこと。なんで入れへんねん。あの町より大きい町はMt. Isaまでないぞ。それにドギー。途中、GSがあったやろ。なんでそこで入れへんかってん。結局、運のいいことに途中にあったPolice Stationでガス欠。OZ初のあばれはっちゃくのおやじの気分。もうやってられんで。
ただ、メニシャと違ってドギーは恨めん。彼は抜けているところはあるが何事も一生懸命するし、行動力がある。ドミやマーティンのように気持ちがすごくやさしいが、少し抜けている。このガス欠の件でも、Policeに色々お願いをしたり、通りすぎる車に聞いたりしてた。この行動力はたいしたもんだ。おかげで田舎でガス欠になった時の対処がわかった。次の町のGStelしてこっちに来る車に持ってきてもらえばいい。俺はてっきりけん引しかないと思っていたが、この方法の方がreasonableだ。待ち時間は必要になってくるが。
ガス欠の問題が解決したがエンジンがかからん。そう、おそらくエアーが入ってしまった。これはこの後大変だ。押しがけしかないけど。ほんとにまあトラブルの続くこと。この先が思いやられる。
車もようやく動いてついにQueens landに入った。NSWVictoriaSouth AustraliaNorthern Territoryに次いで5つ目の州だ。所々休憩しながら東の方へ進み、Mt.Isaに着いた頃にはまたもや真っ暗。俺らの行動はとにかくわがまま娘のメニシャ次第。彼女が腹が減ったらめしになるし、眠たければそこでstayとなる。この旅が終わったら彼女の鼻の穴に指を突っ込んで町中を引きずり回したい心境だ。Mt.Isaに着いた時も彼女の一存でめしを食うことになった。Caravan parkに行くならそこまでがまんすればいいのに。どうやらもう少し進んでどこかで寝るか宿を探すかしたいらしい。ほんまによくわからん娘だ。StayするならMt.Isaの方がいいやろ。スーパーもあるし、田舎より比較的安いし。それにvanでめしを作るとなると水がないやろ。ペットボトルに汲んであるが、その数もしれている。このお嬢ちゃんにはほんま困った。
ということで、町中のCar Parkでめしを作ることになった。当然シェフはドギーだ。今晩のメニューは魚にまたもやクリームチーズ。まず、ブロッコリーを軽く蒸して、バレイショを茹でる。この2つは脇役だが。魚は水とともに蒸し、その上にたまねぎをかける。にんにくは香り用に使う。クリームはバター、小麦粉で軽くペースト状を作り、徐々にミルクを入れていく。この時、一気に入れるのではなく、ゆっくりとかき混ぜながら入れていき、火が強くならないように注意するのがポイント。焦がしたらこのクリームの意味がない。その後gradeしたチーズを入れ、味を塩、コショウ、ミルクで調節する。そして、でき上がったクリームを魚の上にかけるわけだが、何とも言えん味だ。あっさりしていて、魚が魚っぽくなくなる。これは礼文で使えるな。余りまくったホッケにこのクリームをかけてみよう。全く、ドギーの腕には感心やね。
俺らがめしを食い終わってしばらくすると、おそらくこの町のmineで働いている連中だろうが俺らに話しかけてきて、今晩彼らの寮に泊まらせてもらうことになった。寝るのは申し訳ないからvanで寝よう。彼らはまさしくmineで働いているって感じだ。ラグビー選手のような体つきをしている。俺らがお邪魔した時には5〜6人でトランプをしてた。よく見ると、なんと大富豪では。外人も知ってる人は知ってるんや。ルールは少し違ってトランプを2セット使い、一番強いのはジョーカーじゃなくてスペイドのQ。あとはほとんど変わりなしで、俺らも混ぜてもらったが、彼らはへたくそだ。俺のカードがよかったのもあったが、2回やって2回とも俺がトップ。彼らは突然参加した俺がトップになってびっくりしてたが、びっくりすることはない。俺はプロなのだから。

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liftの旅、無事終結、to Townsville

この辺りは朝は冷え込む。冷えると言ってもしれているが、短パン、シャツで寝ていた俺は寒さで目が覚めた。AM5:00すぎだがここの寮の人々はもう動き始めている。Mineの朝は早いね。
もし俺が1人旅ならこの町にもう1泊してるな。町の中心にドカンとでかい煙突があってその周りはおそらく工場やろう。Coober Pedyと違ってこのmineopalではない。いわゆる鉱物だ。銅、銀、鉛そして亜鉛。こういった所で働いている人々と話してみたいし、工場も見てみたい。どのようにしてこれらの鉱物が採掘されるのか。日本ではもう炭鉱は閉鎖されてしまったからな。すごく興味があるが、今日はTownsvilleまで行かなあかん。距離にして1000kmはある。しゃあないね。
今日は俺としゅんじ君の運転の番。植生も砂漠から温帯っぽくなってきた。OZがでかいと感じるのは車で走ってる時だけじゃない。そう、時差があることだ。Queens landに入った今となっては30分進めなあかん。日本やNZでは考えられんこと。とにかく、今日は1000km近く走らなあかん。外人勢2人は飛ばすが俺らは100km/h前後になるように心がけている。そのせいか途中ガスを入れた時に計算してみると10km/hぐらいだった。外人勢の時は7km/hぐらいなのに。
この時点で420kmほど来ていた。約半分ってところか。ここで少し休憩して、その後ドギーが運転を代わってくれと言ってきた。後ろで寝ているのは退屈で仕方がないらしい。ほんまにええ加減やな。お前らが今日は俺らの番って言ったのに。よってここからは外人勢が運転することになった。
そうなると車はかなり飛ばす。田舎道は悪いだけに後ろの席はすごい振動だ。そうこうしているうちにようやくTownsvilleに着いた。時刻はPM8:00。もうすっかり暗くなっている。Townsvilleはとにかくでかい。でかいと言っても大都市ほどの規模はないが、人口10万人はいる町でこれぐらいの町はDarwin以来か。町中に信号、街灯、それにroundaboutがある。町やね。それに久しぶりの海がある。
俺らの旅もここでfinish。俺らはBPに行こうと言うことになって、その前に軽く飲みに行くことになった。今日はFriday。だから、どこのパブも混んでいる。正直、俺はもう寝たい。もしくはBPにビールを買って帰りたかった。まあ、仕方ないね。パブと言うよりもカフェらしきところに行って乾杯した。ここで旅の精算になって4日間で1人$108。まあこんなもんかと思っていたが、メニシャが俺らに1人$40づつ要求してきた。Vanのレンタル代らしい。おいおい、1人なんで$40もかかんねん。後で聞いたらドギーもむかついていたらしい。所詮、インド人の金持ち世間知らず娘。もう、お前に$40くれてやる。やっぱり俺はインド人は大嫌いだ。なんで俺の周りには嫌なインド人ばかりなんやろ。この娘もそうや。ドギーが感謝の意味も込めて彼女にビールをおごってやってたが、彼女はありがとうも言わず、逆に彼女がorderした料理を俺らが食いたいならshareしようと言ってきた。おまけに今晩もう1日vanに泊まろうってことになり、ビールを数本買い込み、その銭も俺らが出したがそれを当たり前のように思ったのか、当然のような顔をしてた。そしてCar Parkを探してる間もここは嫌、あそこも嫌、もう眠たいとだだをこねだした。さすがのドギーもあきれてしまったんやろう。結局、俺ら3人はBPに行くことになり、俺もそれでホッとした。とにかく彼女とは二度と会いたくもないし、顔も見たくない。この憤りは俺以上にドギーはすごかった。普段、温和なドギーは怒りまくってた。その原因は$40のことと彼女自身の態度。ドギーはこの怒りが修まらんようで、
「今からパブに行こう。」
と言ってきた。ドギーは人が良すぎる。パブに行く前にマクドに寄ったが、そこにメキシコ人のおやじがからんできて俺らにタバコをくれと言ってきた。俺は軽く無視してたが、ドギーはあげていた。あげたらあかん、ドギー。調子乗らすだけや。
Friday night
のパブは盛り上がってた。こういう盛り上がりはTauranga以来かな。俺はこの乗りにすっかり慣れてしまった。とにかくfriendlyですぐに友達になれる。踊るのにも慣れてしまったし、逆に日本の居酒屋の方が躊躇してしまう。つまみなしのビールにも慣れたしな。このスタイルがもう時期味わえなくなると寂しいな。これは六本木に行くしかないか。
今日はとにかく疲れたで。メニシャと別れられたことはすげえうれしいが、こんな女といっしょに旅した自分がむかつく。これも経験やけどな。Townsvilleに着いてすぐに俺らはパブに行って車に戻ると駐禁のキップが切られていたのをドギーはだまってそのキップを車の中に入れておいた。その額は$40。ドギーのひそかな仕返し。お〜、なかなかやるな。Liftはこれで止めにしよう。やっぱり、俺は1人旅。それが一番いい。

417
Townsvilleの休日」

今日はぐっすり寝たな。なかなか快適な目覚め。俺は昨日何気なくロンプラを見ていると、なんとTownsvilleにカジノがあるではないですか。これは行かないといけない。よって、もう2泊ぐらいしよう。俺としゅんじ君はこの隣のBPに行くことにし、ドギーは昼のバスでCairnsに行くことになった。ドギーとはCairnsで会うやろうし、また料理を教えてもらいたい。とにかく、いいスコティッシュに出会えた。俺の友達のスコティッシュに悪い奴はおらんな。ドミ、マーティン、ジェイミー、そしてドギー。ドギーはYHAに泊まりながら仕事を探すようだ。
ドギーが出発するまで俺は宿に戻って今後の予定を考えていた。今の持ち金は$500。残るカジノはTownsvilleCairnsBrisbaneそしてGold Coast。勝てばCanberra。各カジノ資金$50としても最低$200はいる。バスのキロパスの残りは2700kmほど。ここからCairns400kmほどやからそうなるとあとバス代でいくらいるんや。あかん、あかん、勝つことを考えな。ここまで来たらPerthTasmaniaのカジノにも行きたいしな。仕事をがんばるしかないな。$5000取ったらナウルにも行かなあかんし。
昼すぎにドギーを見送って町をブラブラしてた。今日はこのBPの前の通りでfestivalがあった。中身は出店があったり、ライブや踊りがあったり。マオリの人々がいたのにはびっくりだ。NZにいたのがはるか昔のよう。アボリジーと違ってマオリは世間に溶け込んでいる。同じ先住民やのにこうも違うか。俺はマオリの人々の方が好きだ。身近に感じる。それに、懐かしい。
俺は少しmallをブラついて買い物して宿に戻った。今晩、しゅんじ君といっしょにめしを食うことになり、俺がパスタを作ることになった。ほんまはコチジャンがほしいところだが、残念ながら切れてしまった。コチジャンなしの旅は心細い。ここ5ヶ月ずっと持っていたからな。Cairnsでは絶対に買おう。よって、今日はコショウを少し多めに入れたパスタを作った。味的にはまあまあ。しゅんじ君も喜んでくれた。俺ももう少し料理のレパートリーを増やさないと。今年の俺の目標はマジシャンになることと、料理を覚えることかな。日本に帰ってすることがいっぱいある。マジックは勉強せなあかんし、料理は覚えなあかんし。全国縦断tourも達成したいし。とにかく考えるだけで頭の中がいっぱいだ。1日36時間はほしいな。あ、そうそう礼文にも行かなあかんねや。

418
Townsville casino ラウンド」

昨日から天気が悪かったが今日は朝から雨。晴れたら近くにあるCastle hillに登ろうと思ったのに。朝が降ったらやることがない。
Townsville
Queenslandで4番目にでかい町。いかにも海沿いの町ってところで、どうもリゾートっぽい。東の方はほとんどこんな感じかもしらん。NZではNapierGisborneといったところ。ただ、町自体にやる気が感じられん。今日は日曜日というのはわかるが、ほとんどの店が閉まってるやないか。スーパーまで閉まってるし。PubBarも閉まってるところが多い。おいおい、もっとがんばれよ。
今日は仕事の日。そう、カジノへ行かねば。Adelaideで買ったスラックスがこんなにも役に立つとは。Townsville casinocityから少し離れたSheratonの中にある。町から徒歩20分ってところ。服装は結構ラフでAM10:00 openPM2:00 closedweekendAM4:00まで)。何と言ってもFree soft drinkはええ。Minimum$5.00で俺が行った頃は比較的すいていた。
さあ、やろうとしたが問題はtableの最後に座っているChinese系のおやじ。こんな場を乱すおやじは始めてかもしらん。一度、俺も座ってみたがこのおやじのひどいこと。他の人も怒りまくって次々と席から離れて行った。みんながこんなに怒ってるのにおやじは知らん顔。こいつは間違いなく長生きするやろう。
俺はしばらくfreeのコーラを飲みながらおやじがいなくなるのを待ち、一瞬おやじが席を離れたすきに俺は最後の席に座った。よし、これでOKだ。同じtableにはいかにも素人っていうおやじが1人いたが、最後に座り、boxを2つ使った状態ならこのおやじに邪魔されてもrecoverできるやろう。
結局、今日は$100浮いたところで止めた。う〜ん、最後に座るんはええな。何と言っても自分で納得する。これからそうするかな。
宿に戻る途中のtransit centerで、なんとBlenheimAlexch-chで会ったまさ君に再会した。偶然だ。確かch-chfoley tower BPで働いていたはず。話を聞くと日本に帰る前に1ヶ月ほどOZGold Coastを回るらしい。いわゆるミーハー旅行やな。まさ君からCairnsScuba divinglicenseのことを聞いた。どうやら$350ぐらいで取れるらしい。そんなに安いんか。Scubaか。俺はバヌアツで買った500円のへこい水中メガネで泳ごうと思っていたが。何事も経験やね。よし、Cairns$500以上勝てばScubalicenseを取ろう。こういったlicenseはあるのに越したことはない。またもややる事が増えた。これはcasinoをがんばらんとな。

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「再び熱帯雨林」

今朝も天気が悪い。天気が悪くてもバスで移動するなら全く問題ない。ヒッチの時とは違う。この点はかなり楽だ。
Cairns
までは約4時間半。Townsvilleを出てしばらくすると植生がだんだん熱帯雨林化してきた。ココナッツ、バナナのプランテーションそして何と言っても多いのがsugar canefarm。至る所にこのfarmがある。キビ刈りは一度はやってみたい仕事やな。
Cairns
近くになると雨が降ってきてfarmを見るとかなり大きな水たまりができている。ここ最近ずっと降っているのかな。そう、どうやらここ1週間ずっと雨が降っているらしい。これにはまいったな。Cairnsに着いても雨。テントを張りたい俺としては困る。Transit centerには色んなBPのボードを持った連中がいて聞いてみると町中ではテントが張れないこと。とりあえず、今日は初日は$10にしてくれるというBPに行くことにした。このBPは正直汚い。それに、なんか落ち着かん。2,3日して代えてみるか。ただ、ここのメリットは夜に近くのレストランのお食事券をもらえることだ。Free evening meal。これはおいしい。それに、そこのレストランで毎晩パーティーがあるらしい。パーティーはどうでもええがめしがfree。当然、俺ら用のめしのメニューは決まってるが、このレストランのすべてのメニュー$3$4で食えるという。これでほんまに儲かるんか。
めしを食いに行く前に俺はe-mailcheckに行った。Darwinから1週間ぐらい見てへんからな。Checkしてみると17通も来てて、尚史さんからbig newsをもらった。俺が以前書いたワーホリのつわもの5人衆が「月刊NZ」に採用されたようだ。これにはびっくり。あの記事が「月刊NZ」に載ってみんなが喜んでくれればそれに越したことはない。尚史さんに借りができたな。
それから、宿に戻り同じ部屋のEngland人、Swedish2人とレストランに行くことになったが、それにしてもなんでpartyとなるとあんなに張り切るんやろう。宿にいるほとんどの外人勢はシャワーを浴びて着換えて香水をかけて。女ならまだわかるが野郎がなんで香水ふりかけんねん。それに、腋の下。外人は腋の下を気にする奴が多い。いつも通りの俺が浮いてるやんけ。レストランの中はすごい人。どうやら他のBPからも来ているみたい。BPから来てる人用のめしはたいしたことない。俺はラムカレーを食ったが、まあまずいこと。これなら$4払ってステーキを食ったらよかった。パーティーはまだ始まってないようで、俺らはめしを食った後一旦宿に戻り、他の3人は遅くなってからもう一度戻ると言っていたが、俺は今晩はやめよう。雨も降ってるしつかれた。明日の晩はちょっとのぞいてみるか。

420
Cairns casino 1ラウンド」

昨日からずっと雨が降っていて、午前中のその雨量はすごかった。どうなってんねん、Cairns。これだけ雨が降るとすることがない。外に出る気もせんが俺にはすることがある。そう、コチジャンを買わねば。運よく町中に2軒Asian food marketを見つけたがそのうち1軒にはコチジャンが置いてあったが高い。Adelaideの2倍はする。これは困った。トウバンジャンで妥協するか。トウバンジャンでは辛さだけが強調されて、俺としてはあまりよろしくない。コチジャンがないのは辛い。
それにしても、雨がよく降る。もう1週間は降り続いているようだ。俺はその雨の中ドギーのいるYHAに向かった。ドギーのCairnsでの目的は職探し。聞いてみるとあまり思わしくないみたい。Cairnsで探すよりも絶対Sydneyに下りた方がいい。ドギーもそのように考えを代えつつある。YHAでもfree evening mealのチケットをもらえるようで、今晩めしをいっしょに食うことになった。
それから、俺は一旦宿に戻り、なんとしゅんじ君と宿の前でばったり会った。それも同じ宿に泊まっていると言うからビックリだ。なんとまあ偶然なんやろう。またもやドギー、しゅんじ君、俺の3人が集まることになる。これも運命やね。
今晩はラムステーキを食った。値段は$4.00。これはお買い得。ただ、俺には量は少ない。主食がいもやもんな。米をorderするとまずいし。この値段の安さには代えられんやろう。
その後はドギー、しゅんじ君とカジノへ向かった。カジノのBarで飲むのが目的で向かったが、行ったらやりたくなってきた。それにしてもCairns casinoには日本人の多いこと。特に、新婚カップル。こういった連中とは同じテーブルに座りたくない。邪魔されるのが目に見えている。この時間帯はまだ勝負するには早い。しかし、俺は勝負したくなってきた。よし、深夜に来よう。
勝負の前に、同じ部屋にいる元添乗員の広島の女の子2人とパーティーに行くことになっている。パーティーと言ってもどんなんかはわからんがあのレストランで毎晩行われていて、この宿の外人勢は毎晩行ってる。いざ行ってみると入り口で長い列になっていて一向に入れそうにない。これはあかん。あきらめてカジノへ行こう。
カジノに行っても人は多い。女の子2人もカジノの様子を見たいと言って付いてきた。Black Jackminimum table$5.00で、boxが9コもある。これはfullになったら流れが読めんわ。俺は人が空くのを待っていたがここはAM4:00 closedのためか、tableが全然空かん。それに、こんなに素人だらけのカジノも初めてだ。ほとんどの連中がひどいひき方をしている。touristが多いからしゃあないが、ひどいtableでは酔っぱらいがビールをこぼしてその場で中止になってた。ひどいもんだ。
俺は待っていてもきりがないと判断して席に着くことにしたが、まあひどいやり方をしていること。それと、俺が驚いたのはAM1:00を過ぎてからワーホリ日本人連中が10人ぐらいカジノにやって来て、テーブルに座りだした。彼らは毎日のように来てるんやろう。彼らの会話を聞いてると情けなくなってくる。やり方もへたくそだ。折角のワーホリ生活を無駄にしてるんやろうな。
結局、今日$50負けたところで止めた。こんなに場を乱されたら腹立ってくる。勝負がでけへん。Cairns casinoは昼間来なあかんな。とにかく、この若者連中には腹立ってしゃあない。

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「旅仲間との最後の夜」

まだ雨が降り続いている。どうなってんねん、Cairns。まだ雨期なんか。この雨のおかげで予定が狂った。ゆっくり泳ぐつもりがこれじゃあかん。それにしてもほんまによく降る。これは冬のAuckland以上や。
今朝ドギーが俺のいるBPに移ってきた。1泊$20YHAは高いやろ。このBP$14でも俺には高いのに。ドギーは仕事のことで結構まいっているみたい。CairnsよりもSydneyに行った方がいいと思う。ドギーはビル工事関係のところで働きたいらしいがシェフでもやっていける。ドギーの性格ならどこでもやっていけるやろう。
Cairns
の町中はとにかく日本人が多い。これは予想以上だ。ワーホリ連中、ミーハー客、新婚夫婦。この多さはch-ch以上やな。町中には日本語が氾濫しているし、日本人のための通りがあるのには驚きだ。ここにはLanguage schoolOK shop、ジャパレス、日本旅行、JTBといった日本人相手のofficeがいっぱいだ。どこに行っても日本人がいる。人それぞれやが俺はこういった連中とは関わりたくない。見てるだけでむかついてくる。そんな中、宿の女の子2人に日本人のたまり場のフラットのことを聞いた。俺には全く興味はなかったが1泊$7.00で週にすると$35という値段はお買い得だ。テントサイトのないCairnsBPは俺には高すぎる。それに、一体どんな所なのか恐いもの見たさもあったし。そこで宿の女の子といっしょに見に行くことにしたが、汚いところだ。汚いのは俺には苦にならんが、何と言っても米freewashing machine freeときたらもうここしかない。ただ一番neckなのは実際に住んでいる連中の目が死んでいること。どうしょうもないわ、これは。俺は一瞬考えた。汚さ以上にこいつらといっしょにいたくない。これならBPにいてみんなとワイワイしている方がいい。しかし、$7という値段には勝てんな。ここに来るか。Cairnsにはもう23日いるつもりやし。そう思って俺は明日から来ることにした。
今晩いつものレストランに行った後、ビールとワインを買い込んでドギー、しゅんじ君そして広島の女の子2人と飲むことになった。ドギー、しゅんじ君は明日南へ下ることにしたみたい。Darwinからいっしょに旅した仲間やからな。ドギーはほんとにいい奴だ。少し抜けているところがあるが、何事も一生懸命やる。恨めない奴。ドギーの英語を毎日聞いているので、他の人の英語のわかりやすいこと。こうやってこの2人と飲むのは最後になるかもな。途中で何人かこの宿の連中もいっしょに飲むことになったが、やっぱり外人といっしょにいると楽やな。誰とでもすぐに仲良くなれるし、friendlyな奴が多い。俺は日本人社会よりもこっちの方が向いてるかもな。
ここで飲んだ後は何人かとパーティーに向かった。Entrance fee$5.00もする。中はすごい人でみんな踊りまくってる。こういう所には日本人がいないのが不思議だ。始めはこういったpubを嫌やと思っていたが今ではすっかり慣れてしまった。もう時期日本に帰ると思うと寂しくなってくるな。

422
「日本人ばかりの館 & Cairns casino 2ラウンド」

今朝はいい天気。太陽を見たのはほんと久しぶりだ。今日から3日ほど日本人ドミに住むことになる。住みたくはないが安さには勝てん。それにしても、ひどいところだ。すべてがそうじゃないが何人かの目は腐りきっている。話を聞いてるだけでもむかついてくる。1日やることもなくボーッとしている連中もいる。全くどうしようもない。そんな中、俺はここでゆうじさんと再会した。びっくりだ。SydneyからPerthに行くと言っていたのに。ゆうじさんとはカジノ仲間でNZで知り合った。彼はNZワーホリ中半年はOZにいて、NZにいた5ヶ月のうち4ヶ月はAucklandにいた。人はすごくいいが、俺とは全く逆のタイプの人間。彼が以前Cairnsにいた時はここに1ヶ月半もいたらしい。うーん、人は人としてわりきるしかないが、俺には理解できん旅のスタイル。
俺の思っていた通りここに長居している連中で1つの社会が形成されていて外部を受け入れない。典型的な日本人ワーホリ最悪パターン。ほんとなんでこんな国民性なんやろ。情けなくなってくるね。
今日は珍しく天気がいいが、気づいたら昼を過ぎていた。Beachzooに行きたいが今からやとな。しゃあないカジノにケリをつけに行くか。昼のカジノは夜と違ってすいているが、その分tableの数が少ない。この時間帯だけでもワーホリ日本人がかなりいるのには驚きだ。俺のとなりに座った野郎もその1人で全然わかってない。シャッフルの時に少しlectureしてやった。結局、今日も$50負けで、Cairns通算$100負け。ここのカジノでは勝負できんわ。Townsvilleの勝ちがおじゃんになってしまった。
それから少し買い物をして宿に戻り、夜はみんなでshareめし。ゆうじさんがみんなの分を作っているようで、今晩のメニューはマーボ豆腐。久しぶりのマーボ豆腐はうまいわ。それに、ここは米がfreeというのがいい。人間はあまり好きじゃないが。夜は今のここの大家さんにアジアの話をしてあげた。ここは10年以上も続いているフラットで代々大家がいる。要するに、彼がこのフラットを仕切って、家賃を集め、家のオーナーに払っているようだ。彼は今度アジアに行きたいみたいだが、少し不安気。俺はロンプラの話もしてあげた。これでOZに来て何回講義をしただろう。題は、アジア、e-mail、ロンプラ、コチジャン、進路、Black Jack etc。俺も忙しい人間やな。同じ話を何度もするのは面倒くさいが、いいものは伝えたいからな。

423
「雨、雨、雨のCairns

今日はまたもや雨がパラついている。しまった、昨日zooに行けばよかった。ほんまにCairnsはむかつくで。こっちに来てやったことと言えばカジノだけだ。Cairnsの雨期ってこんなにじとじとと雨が降るのか。日本の梅雨のようだ。雨が降るとすることがない。この宿にいてちんたらするのも嫌やし。町をブラつくしかないか。もうCairnsはいい。ええ加減腹立ってきた。これならDarwinの方がまだましだ。
俺はe-mailを出して、Esplanadeの公園のテーブルで日記を書いているとそこにインド人の団体がいた。こいつらは9人。この公園にはテーブル、ベンチがいっぱいあるがcityに近い方のテーブルは結構人が使っていて空いてない。俺の座っている所から向こう側にはまだ空いているテーブルがある。座りたければ向こうに行けばいいのに、俺が使っているテーブルを空けろと言ってきた。こっちは9人で遠くに行くのがしんどいから俺に向こうに行けと。なんじゃこいつら。当然、俺の返事はNO。お前らが向こう行け、ドあほ。そうすると、あいつらはテーブルに自分たちの持ってきたplastic bagをあけ始め、物を食いだした。なんて奴らだ。それも、インド人の家族やで。お前らのガキの前でこんなことしてええと思ってるんか、親共。おまけに、
「この状態でお前がここにいたければいろ。」
と俺に向かって言い出した。なんでこんなにむかつくんや、インド人は。ほんまにあいつらは人間のクズだ。悔しいが、ここまでされたら俺の負けだ。ここ最近インド人にやられっ放しだ。通算成績も負け越してる。カジノで負けるよりも100倍くやしいで。
今晩、めしを食った後、前いたBPに広島の女の子2人を訪ねた。まりちゃんとのんちゃん。まりちゃんは俺と同じ26歳、のんちゃんは23歳。2人とも今仕事を探している。その仕事以上に彼女たちは自分たちの英語力についてすごく悩んでる。どうしても日本人とつるんでしまって、英語が全然うまくならんようで、かと言って1人で旅するのは寂しいとか。俺から見れば2人ともまだまだ考え方が甘ったれてて子供だ。気持ちはわからんでもない。そして、2人の出した結論はfarm stayをして日本人のいない世界に行こうというのだ。これはすごくいい案だと思うが、俺は少し反対。というのは、2人とも銭をあまり持ってない。Farm stayを仕事の1つと考えている。そうするとfarm stayをしても銭は増えないし、どっちみちその後旅しようとすると仕事をしないといけない。farm stayを経験として考えるならわかるが。英語を勉強するならBPにいる方がいい。色んな人の英語が聞けるし、知り合いも増える。BPstayして仕事するか、もしくはpickingするのが一番いいと思う。特に、学校に行く必要はないし。要は、いつも日本人同士固まる彼女自身が悪い。もういい歳なんやからもっと自分に厳しく。
ワーホリの連中は大体が英語を習いたい、旅したいという目的を持っている。学校に行って旅をするには銭がいる。働くにはジャパレスかpickingしかない。そうすると、どうしても日本人社会に入るか、日本人同士固まってしまう。悪いのは本人。周りの誘惑に甘くなっているだけ。銭を持っている奴は別だ。Home stayしながら学校に行けるし、そのままfarmに行っても旅に出ても銭はある。つまり、その気になれば常に英語社会にいられるが、俺らもそうだ。日本人が周りにいてもそれ以上に外人が多いに決まってる。ここはオーストラリアなのだから。考えが甘いよ、ワーホリ諸君。もっともっと厳しく。

424
「やっとコアラを見た」

今朝もパッとしない天気。仕方ないzooに行こう。OZでのやり残したことの最後。そう、カンガルーとコアラを見ることだ。ほんとはzooなんかに行きたくないが、しゃあないな。俺は町からバスで40分ぐらい北の「Wild World」へ向かった。なんのへんてつもない普通のzoo。それにしても、日本人の多いこと。ミーハーtour客や新婚さん。ミーハー客は大変やね。ここを1時間と決められてるのか急ぎ足で色んな動物の写真撮ってコアラを抱いてとっとと次の目的地へ向かった。御苦労さんとしか言いようがない。ここで俺は生まれて初めてコアラを見た。ほんとにかわいいもんだ。木の幹と枝の間で気持ちよく眠ってる。全く愛らしい顔をしている。俺ら人間にバシバシ写真を撮られるのをどう思ってるんやろう。
カンガルーは人が来ると寄ってくる。こいつらはあほか。全く警戒心がない。そりゃ道端で死んでしまうやろう。俺はカンガルーと相撲の仕切をする絵が一枚ほしかった。俺に全く警戒心のないカンガルーは仕切りの後の俺の張り手、のど輪にびびってた。押し出しで俺の勝ちだ。申し訳なかった、カンガルー君。
後はワラビー、ウォンバット、ワニ。ウォンバットはコアラに劣らずかわいい。何と言っても、あの不細工な体とかわいい顔のミスマッチがいい。それからワニ。ワニの顔は不細工だ。見てて情けなくなってくる。ああいう顔にはなりたくない。1匹上アゴと下アゴがずれてつまみ枝豆みたいなのもいた。ただ、でかいのはでかい。体長5mぐらいあったんちゃうか。こいつらにかまれたらこりゃ死んでしまう。よし、zooはもうええ。十分満足した。
この日本人宿ともついにおさらば。安いからといって来てしまったが、二度と来たくない。みんな悪い奴ばかりじゃない。次の宿探しのための拠点と考えてる奴もいるし、drop outしてる奴もいる。毎日することもなくボーッとして、夜遅くまで起きて騒いで周りの寝てる奴の迷惑を考えない大バカ野郎共。女のケツばかり追いかけてる野郎、男のことしか頭にないバカ女。お前らOZに何しにきてんねん。お前ら自身今の生活に満足してるならわかる。しかし、そのようには見えんぞ。俺はOZに来て間もない連中何人かにここを出ることを薦めた。ただ、こいつらの話を聞いても情けなくなってくる。英語が勉強したいんやろ。こんな所で朝から晩まで日本人と話してて英語が上手くなるか、ドアホ。なんで俺がOZで会ったワーホリ連中はこんなにアホばかりやねん。まだNZのがましやった。俺もこいつらと同じ日本人。いっしょに見られるのは非常にむかつく。ここに来てdrop outしてる連中の現状を肌で感じられて1つ勉強になった。