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日本全国離島シリーズ第3弾〜伊豆諸島・神津島、式根島、新島〜
「あぜりあ丸は、揺れまくったで・・・」


皆様、こんにちは。

今年のGWは、伊豆諸島・神津島、式根島、新島に行ってきました。やはり、旅はいいですね。忙しい都会の雑踏の中に暮らしていると、たまに出る旅は自分の原点に戻った気がします。1日だけ天気は悪かったのですが、他の日はまずますで、毎日バイクで走りまくってました。

今回行った三島の内、バイクで走るなら新島でしょう。神津島、式根島と行った後の新島はかなりでかく感じ、道路も広く、先に行った両島で、思っていたよりも走れずにストレスを感じていたので、新島は気持ちよかった。また、新島はサーファーにはたまらんでしょう。島の西側の羽伏浦海岸は直線で波も高く、近くにキャンプ場があるという好条件で、サーファーで賑わっていました。



羽伏浦海岸
サーファーのメッカ

島の至る所に、モヤイ像が
島特産のコーガ石に彫刻される

コーガ石を使ったガラスアート
不思議な色をしていた

羽伏浦海岸近くのキャンプ場




神津島は、カーブが多く、町中は道が狭い。もちろん海はきれいし、私がいた時期はサバが入れ食い状態だったので、海水浴や釣りにはベストですが、ツーリングにはいまいち。沢尻キャンプ場は、近くの温泉まで歩いて行ける距離でお勧めです。



神津島のキャンプ場からの夕日

島南部の千両池


式根島は、びっくりするほど小さな島でした。島に着いて、へこへこバイクで走っているうちに、20分ほどで1周してしまいました。逆に小じんまりしていて、ゆっくりしたいならいいかも。無料の露天風呂が3ヶ所もあるし、少し無理すると、島全体を歩くことも可能。




神津島の沢尻キャンプ場
温泉に近く
good location
今回、炊事道具を一式持って行き、地元のスーパーで地場の食材を買って料理する予定でいたのですが、3島とも、スーパーに地場の食材がほとんど置いていなかったのには残念。地場の食材を使った料理と言えば、神津島で地元の人に明日葉をもらって、海水でアクを取って、サラダにしたぐらいでしょうか。こういう時こそ、釣りをすべきですね。GWでキャンプ場も賑わい、常に炊事場も混んでいたので、結局、式根島に渡った時から自炊は止め、地元の料理屋に行くことにしました。



この辺りの島料理は、八丈島、小笠原とすでに経験していたので、なんか珍しいものはないかと思って、店で郷土料理をいくつか頼んだ中、「たたき揚げ」は大ヒット。ムロアジ、トビウオなどの地場の魚をすり身にして、それに味付けをして揚げるだけ。あっさりして、素朴な味で無茶苦茶うまかった。
島焼酎は、今回は、神津島で「盛若」、新島で「嶋自慢」。両方ともまずまず。



式根島で食べた郷土料理の数々
一番左が「たたき揚げ」 これにはまった



GWのキャンプ場は、外人、学生、家族連れでいっぱい。5月2日まではまだよかったのですが、3日になるとどっと人が来ました。そうなると、かなりうるさい。一番頂けないのは学生。周りのことを考えず、都会と同じように騒いでいる。深夜でも構わず騒ぎ、炊事場を我がもののように占領し、結局酔いつぶれて、そのままキャンプ場の便器の前で寝る始末。旅先まで来て、こういう連中と同じ空間にいるのは非常に腹が立ちましたね。

今回、島に渡るのに、行きは下田まで陸路を走って、神新汽船「あぜりあ丸」で神津島へ、帰りは、東海汽船で新島から横浜までの経路を取ったのですが、ほんとにこの伊豆諸島への航路でのバイクの積込費用は、あほみたいに高い。本土−島間で、バイクを乗せるだけで¥8,000はするし、島間でも¥5,000は取られる。

他の島に渡るのと違って、この航路はバイクをコンテナに乗せて運ぶので、これぐらい料金がかかるのは仕方ないですが、他の航路便が行っているように、バイク、車をそのまま船に乗り入れられるようにシステムを変えれば、もっと観光客は来ると思うのですが…。ちなみに、新島で一度ガソリンを入れましたが、レギュラーで¥188/L。島、原油高を考慮すると、この値段は仕方ないですが。


下田で吊られて船に積まれるバイク
こんなバイクの乗せられ方は、数々離島を旅した中でも初めて


「あぜりあ丸」は揺れまくりました。船が小さく、波が荒かったのもあったのですが、あんなに揺れた船に乗ったのは、バヌアツでエマエ島からトンゴア島に渡った時以来です。途中で、あまりの揺れに子供が泣き出したほどで、船内を歩くこともままならず、私も数時間ずっと寝ておりました。

正直、
「伊豆諸島は、もういい。」
と思いました。先に、小笠原、八丈島を経験すると、感動も半減ですね。伊豆諸島で、
伊豆大島、利島、三宅島、御蔵島、青ヶ島とまだ行っていないところはありますが、とりあえず、伊豆諸島は今回で卒業です。



この時期は天草のシーズン

今回の旅で、私が一番きれいと思った景色
(新島の南東、途中で道に迷ったところから撮った「白ママ断層」付近)



さて、次はいよいよ沖縄上陸を考えております。以前屋久島まで旅をした時に、その先の奄美大島から与那国島まで原チャリで旅することを、国内の旅の最終目標に置いておりましたが、予定変更。したいことは、したい時にやっておきます。

では、また次回、お会いしましょう。


P.S.
旅の最中も、我が阪神の試合は気になり(特に、その時は読売相手であったので)、テントの中、携帯電話で試合経過はチェックしておりました。


「ほんと交流戦はうちは強い!」、湘南より愛を込めて
27/05/2006
Manabu Kato

神津島、沢尻

新島、向山頂上

新島、富士見峠