週刊はまなす(630日号)


今週は途中から急に晴天が続いたが、ここ数日またもや雨。晴れるとストーブは要らないが、朝晩はまだ冷える。日中の気温は20℃前後まで上がるが、雨の日は15℃以下になり、洗濯物を乾かすのにストーブを使う日が続く。桃岩周辺及びスコトン岬は風が強い日が多いので、晴れの日でもpull overは持っていった方がいい。

23日と28日にウニの旗が揚がった。漁の時間は40分間なので、多くは望めないが比較的価格は安定している。28日はあまりの民宿の忙しさに、私もウニむきにまで手が回らず、大将も出荷するのを止めた。

71日から昆布漁が解禁となる。今年は昨年よりもあるとのうわさで、大将も漁具を作り準備はばっちりである。昨年は鎌で漁に出たが、今年はねじりでいくみたいだ。そうなると採ってくる昆布の量も多くなるだろう。大将の昆布の腕はかなりのものである。

昆布漁が始まると、正直この満室状態は辛い。大将と私は漁に専念してしまうので、うちの女性陣にそのつけがのしかかる。なんせ昆布漁は手間がかかり、小学校が「昆布休暇」となって休みになることもある。

24日に、うちの沖合いにイルカがやって来た。春先にアザラシやトドはよく見かけるが、イルカは珍しい。日本海の海流に運ばれてここまで来たのだろうか。漁業組合の漁船も監察に行ってた。イルカが水面を跳ねるのははっきりと肉眼で見えなかったが、お客さんは双眼鏡を使って楽しそうに見てた。我々も仕事を一時中断して見入ってしまった。

623日から720日ぐらいまで今年も満室状態になった。スタッフ一同、休む暇もなく、毎日その準備に追われている。今年もこの満室状態のため、私の部屋がなくなった。そしてテント生活。だが、その初日が雨で床下浸水。さらに追い討ちをかけるように、おバンジーちゃんが私のテントを壊してしまった。全く困ったもんだ。どうしようもない。

個人客で満室になる日もあるが、大体お客さんの半分は団体さんで、この1週間のうちに九州から3団体も来たが、九州のお客さんはすごくおとなしくて紳士的でいい。それに比べて、大阪のおばちゃんは強烈だ。1人で3人分ぐらいのパワーはある。とにかく、ここ最近個人客と一般客の送迎や接待でパニック状態になっており、スタッフ全員疲れが見え始めている。もう少し気合いを入れて、このピークを乗り切らないと。

それにしてもインターネットの効果はすごい。ホームページを見て来たというお客さんが増えており、正直この威力には我々もびびっている。

天候:ここ数日雨が続いている。晴れた日は、昼間は半袖で大丈夫だが朝晩は寒い。雨が降れば上着がないと辛い。トレッキング希望の方は、晴れていようが雨であろうがカッパは絶対必須。島の天気はいつどうなるかわからない。

花:今、桃岩周辺で満開のお花は、レブンキンバイ、チシマフウロ、センダイハギetc。香深から桃岩に向かう車道ではエゾスカシユリがぱらぱら。ハマナスは島全体で咲き始めている。レブンウスユキソウもフラワーロード、群生地で見時かこれからってとこ。礼文滝に行く遊歩道は今が見時。残念ながらレブンアツモリソウは終わってしまった。エゾカンゾウ、レブンシオガマ、レブンキンバイ、レブンソウが島全体で見時。イブキトラノオも徐々にってところ。