全国9億5000万人の加藤学ファンの皆様

カナダ報告第4弾
「仲間達が祖国へ旅立って行った」
Written in Vancouver, 9/3/2001

 



皆様、今日は。こっちに来て
4ヶ月目です。早いもので、雨ばかりの毎日が最近は天気のいい少し春らしい日々に変わってきました。もうすぐ春ですね。

ここ最近悲しい別れが続きました。うちのcafeの連中が何人か旅立って行きました。アリソンは祖国スコットランドへ、レイチェルはシドニーへ、アンジェリックはスペインへ、ゴードンはビクトリアへ、そしてランスはハワイへ。なぜ、こういい奴ばかりがいなくなるんでしょう?私も含め、うちのcafeには旅人もいるので、どうしても別れる時が来る。だから、もう2年近く働いてるシェフのジョンは、cafeの連中とは余り深く関わらないようにしているらしいです。親しくなりすぎると別れるのが辛くなるので。cafeなんかは、私も含め一時的な仕事として考えてる人がほとんどです。私も世界各地で色んな連中との出逢いがあり、別れを味わいましたが、別れるのは本当に寂しいですね。特に、去って行くよりも、置いて行かれる方が。礼文ではいつもそう思ってました。OZのブロンウィンが、

「マナブ、今度は私たちの番だね。」
と仲間が去って行くのを涙を流しながら言ってました。去る人があれば、また新しい人が来る。うちのcafeにも4人新しい連中が来ました。

もう3月です。日本ではもうすぐ桜の咲く頃ですか?私は、日本に戻る時は、大体何かをする目的でいつも帰国して、当然その前にある程度の計画を立てますが、日本に戻るといつも何かに時間を取られて、そして結局目的を達成できずに出国することがほとんどです。それは、ある意味すごく幸せな事で、つまり常に周りに人がいて、そしてどんどんと周りに人が増え、知らぬ間にすごいネットワークになってるからです。しかし、余りにも時間を取られることが多くなると、本当に人と会うのが嫌になる時があります。たまに、人のために時間を空けて、それがある意味自分にとって無意味に終わると、もうその人とは連絡を取らないこともあります。正直、今はもう新しい出逢いはいりません。しばらくは、時間を自分のためだけに使いたいです。だから、こっちでは最低限の人間付き合いしかしないようにしてます。当然、人には自分の連絡先を教えない。こっちの連中で、私の連絡先を知ってるのは数人です。うちのroom mateChrista & Davidに、私宛ての連絡が来たら居留守を使ってもらうこともあります。それでも、なんやかんやで、こっちでもすごく忙しい日々を過ごしてますが(最近は自分がこういう運命であるという風に考えてます)、日本に比べるとおかげ様で自分だけの時間がかなり持てるようになりました。時間を自分のためだけに使うことがこれほど素晴らしいことは思わなかったですね。自分のしたいことが自分の思うままにできる(旅以外で)。そして、時間を自分のためだけに使ってますが、したいことがありすぎていつも時間が過ぎるのを速く感じます。もっともっと自分の時間がほしいですね。寝てる時間がもったいないぐらいです。

日本人は社会的な背景もあって、時間の使い方がすごくへたな民族です。特に、我々も含め最近の若い連中には、携帯電話の普及、情報通信の発達がそれに拍車をかけています。最近は韓国人の若者にもその兆候が見られます。つまり、折角の時間を無意味な電話やメール交換、何気なくテレビを見るといった行動に移してしまう人がほとんどで、それはこっちに来ても同じです。こっちに住んでる日本人で生活に必需なものと言えば、まずテレビと電話でしょう。NZOZでも感じました。その点、地元のCanadianは休日や時間ができた時は、それをうまく利用してる人が多いですね。うちのDavidなんて、休日を本当にうまく使ってます。この点は見習うべきですね。

さあ、21世紀も3か月経ちました。当初の予定では4月にアメリカに下るつもりでしたが、多分6月ですね。もう少し自分に磨きをかける時間がほしくなったのと、この家の庭には家庭菜園ができるスペースがあって、私がここを出る前に畑を作ってあげる約束をしました。となると、4月はまだ霜が降りる次期なので、5月に畑作り開始です。あと、簡単な温室もあるので、そこではトマト、キュウリ栽培、畑では、まずは馬鈴薯、簡単な大豆、トウキビ、それとレタスかな。それと、庭にリンゴとチェリーの木があるので、それのpruningですね。まずは土壌作りから。pHを少し計ってみて、有機栽培用のコンポストとmixして、それから播種です。そして、私はアメリカに下ります。その前に1ヶ月ほど、アラスカ、ユーコーンとヒッチで回ってみます。

先日、Englandにいる私の悪友Mikeからおもしろいメールが届きました。下記に載せますので、是非読んでみて下さい(訳してほしい方は連絡下さい)。世界の人口を100人と例えるなら、その割合は・・・?

National Friendship week (apparently)

If we could shrink the earth's population to a village of precisely 100 people, with all the existing human ratios remaining the same, it would look something like the following:

There would be:
57 Asians
21 Europeans
14 from the Western Hemisphere, both north and south
8 Africans
52 would be female
48 would be male
70 would be non-white
30 would be white
70 would be non-Christian
30 would be Christian
89 would be heterosexual
11 would be homosexual
6 people would possess 59% of the entire world's wealth and all 6 would be from the United States.
80 would live in substandard housing
70 would be unable to read
50 would suffer from malnutrition
1 would be near death;
1 would be near birth
1 (yes, only 1) would have a college education
1 would own a computer

When one considers our world from such a compressed perspective, the need for acceptance, understanding and education becomes glaringly apparent.

The following is also something to ponder...If you woke up this morning with more health than illness...you are more blessed than the million who will not survive this week.

If you have never experienced the danger of battle, the loneliness of imprisonment, the agony of torture, or the pangs of starvation ...you are ahead of 500 million people in the world.

If you have food in the refrigerator, clothes on your back, a roof overhead and a place to sleep...you are richer than 75% of this world.

If you have money in the bank, in your wallet, and spare change in a dish someplace ... you are among the top 8% of the world's wealthy.

If your parents are still alive and still married ...you are very rare, even in the United States and Canada.

If you can read this message, you just received a double blessing in that someone was thinking of you, and furthermore, you are more blessed than over two billion people in the world that cannot read at all.

Someone once said: What goes around comes around.

Work like you don't need the money.
Love like you've never been hurt.
Dance like nobody's watching.
Sing like nobody's listening.
Live like it's Heaven on Earth.

It's National Friendship Week. Send this to everyone you consider a FRIEND. Pass this on, and brighten someone's day.

Nothing will happen if you do not decide to pass it along. The only thing that will happen, if you DO pass it on, is that someone might smile because of you.

Happy friendship week everyone!

では、今度は4月にお会いしましょう。

P.S 1.
阪神の
4番は誰になりそうですか?
ところで、社会人ラグビーはどうなりましたか?
曙の引退後の予定は?

P.S 2.
こっちで
"Geisha"という本が先月発売されました。まだ読んでいないのですが、カナダ人が芸者社会をドキュメンタリー風に書いた本です。もしよろしかったら、皆様の知ってる限りでいいので、芸者社会の仕組みを簡単に教えてもらえないでしょうか?

所得税申告も無事に終えた
最近、本当に春らしいVancouverから愛を込めて
9/3/2001
Manabu Kato



Monthly Topics in March(3月号)
Written in Vancouver, 15/3/2001


 「へえ、なるほど、あっそう!!

私はよくうちのcafeの連中に英語のことを聞く。すると、彼らは快く教えてくれる。これが私にとっての英語の勉強法で、すごくためになる。ある日、一番と言っていいほど仲のいいEnglandDebに、

「お金のことを考えすぎると人間の器が小さくなる、ってどう表現したらいい?
と質問し、私はほぼ直訳気味に、

"If you were stingy with money, your human scale would be getting smaller."
という表現がcommon expressionか聞いてみたら、

「マナブ、ちょっと待って。それはどういう事が言いたいの。」
と聞かれた。つまり、彼女達にとってお金と人間の器とは別問題で、お金はお金として考えてるようだ。ちょうどそこにいたカナダ人のDonnaにも同じことを聞いてみると、Debと同じ答えが返ってきた。

「それは日本人的なものの考えだと思うよ。私たちはそういう考え方はしない。お金はお金でしょ?まあ、強いて言うなら、"If you were careful with money, you would not be generous."かな。」
と訳してくれた。西洋人と話してるとこういった文化・考え方の違いが随所に出る。彼らはよくsarcasm(皮肉)を使う。だから、それが本気なのか、冗談なのか、私もまだまだ判断に迷う時が多い。真剣な顔で冗談を言う連中もいるし。文化、習慣の違いってのは慣れれば慣れるほど奥深いもので、私が今一番困っていることは、どこまで日本人的な考えを妥協すべきなのか、どこまで人間として受け入れればいいのかということだ。この辺の判断を間違うと、今まで培ってきたものが台無しになりかねない。その点、私は許容範囲が広いのか、大体はacceptできるが、自分の中にはどうしても譲れないという一線がある。それは人間としてのlineなので、それを妥協してしまうと私は人間としての価値がなくなる(私はそのように考えている)。しかし、たまにどうしてもその一線を超えそうなことが起こり(特に仕事の時に)、仕事が終わったら直接bosssupervisorに言おうと決めていても、私自身仕事が終わると、

「なんでさっきあんなに怒ってたんやろう。まあ、ええやん。」
と忘れてしまうことがほとんどだ。この性格が実際良いのか悪いのか。私自身ももっとはっきりさせないといけない。



 「今月のお勧め映画 vol. 2

今回は、second runのもいいのがあったので、それらも紹介する。

"Crouching Tiger, Hidden Dragon"(おすすめ度・・・・)
Chow Yun Fat, Michelle Yeoh, Zhang Ziyi
英語のsubtitle付きの台湾映画。昔の中国が舞台で、ある拳法、伝説の刀そして2つの恋愛を絡めたlove story。所々、これは嘘やろと思うシーンがあったが、こっちではこの映画は大評判。オスカー候補にもなってるし、実際にオスカーを取るのではという評価をしてる雑誌や新聞もあるほど。オスカーの候補部門が10もあり、その評判は絶大。外国作品では新記録らしい。私自身の感想としては悪くないってとこかだが、砂漠のシーンのあの広大さは印象的だった。ちなみに、最終的には両方の恋ともhappy endとはならない。この映画はお勧め。


"Snatch"(おすすめ度・・)
Benico Del Toro, Dennis Farina, Vinnie Jones, Brad Pitt, Rade Sherbedgia, Jason Statham
盗まれたダイヤモンドを追って、様々なギャング達が抗争するviolence映画。映画自体に、かなり人が殺されるシーンや残虐なシ−ンがあったので、おそらく日本では公開されないと思う。こっちでも、18A17歳以下は親の同伴がないと見られない)に指定されているぐらいなので。舞台がロンドンで、ブラッド・ピットはアイルランド出身のボクサーを演じており、そのなまりで英語が分からん。映画全体としても、slangは多いし、方言は出るし、私自身ほとんど英語が聞き取れなかった。


"The Wedding Planner"(おすすめ度・・・・)
Jennifer Lopez, Matthew Mcconaughey
結婚式の裏の仕掛け人のJennifer Lopezが、自分を助けてくれたお医者さんに恋をする。しかし、その人は自分のclientの婚約者だった。そんな中、お父さんに別の結婚相手を紹介される。だが、彼女の心の中には・・・。でも、自分のお客さんを裏切るわけには・・・。映画のジャンルとしては、romantic comedyで、英語も聞きやすく、話の流れ自体もきれいだった。結末は予想はついたが、見ても損はしないお勧め映画。


"Proof of Life"(おすすめ度・・・・)
Russell Crowe, Meg Ryan
私の好きなMeg Ryan主演の映画。Meg Ryanの旦那が何者かに誘拐され、その身代金仲介業者(海外ではこういう企業が成り立っている)であるRussell Croweが犯人側との交渉を開始するが、次第に彼はMeg Ryanに恋してしまう。このまま旦那を助けなければ、彼女は自分の元へ。悩んだあげく、元自衛隊の彼はゲリラのもとへ旦那救出に向かう。映画の舞台は南米で、スペイン語も所々使われていた。なかなかstory的にもいい映画。最後にMeg Ryanが、

"I'll be giving you nothing."
と言ったのが印象的だった。お勧めの作品。


"You Can Count on Me"(おすすめ度・・・・・)
Laura Linney, Mark Ruffalo
幼い頃に両親を交通事故で亡くし、残された姉・弟の大人になってからの生活を描く。英語も聞きやすく、兄弟二人が全く違う立場にいるのが、いかにも現実的でよかった。久しぶりに姉の元へ戻ってきた弟に対して最終的には出て行くように言う姉。しかし、いざ弟が出ようとすると、自分の言ったことを後悔する。何と言っても、たった二人っきりの兄弟なので。映画の内容は考えさせられることも多く、localな映画祭で賞を取ったのが肯ける。なかなかのお勧め映画。


"Quills"(おすすめ度・・)
Geoffrey Rush, Kate Winslet
"Titanic"Kate Winsletが出ていた中世のパリを舞台にした映画。いわゆる精神異常者を収容した隔離病棟が物語の舞台で、官能小説を書き続けこの病棟に入れられたGeoffrey Rushがこの病棟の家政婦的な役割のKate Winsletの助けを借りて、小説を書き続け、庶民を魅了する。最後は暗い結末になるが、Geoffrey Rushのあの演技力はオスカー候補にあげられたのが分かるぐらいすごかった。こっちでの評価もかなりのもの。ただ、映画自体は人が殺されたりするえぐいシーンがかなりあったので(18A指定)、日本での公開はどうだろうか。私自身も余りお勧めしない。しかし、映画自体はオスカー候補3部門にあげられている。


"Sweet November"(おすすめ度・・・)
Keanu Reeves, Charlize Theron
仕事しか趣味のないある青年に、生きる本当の喜びを説こうとある女性がapproachする。そして、11月の1ヶ月だけ一緒に住もうって事になる。最初は彼の方は彼女のことをよく思っていなかったが、次第に心引かれ、最後は彼女にプロポーズするが、今度は彼女の方が断る。なぜなら・・・・。Keanu Reevesの英語はすごく分かりやすかった。Charlize Theronはかわいかった。まあまあって映画かな。音楽はすごくよかった。


"the Legend of Drunken Master"(おすすめ度・・・)
Jackie Chan
ジャッキー・チェーンの酔拳2000年度版。ハリウッドに移ったジャッキー・チェーンの映画は言葉も英語に変わった。香港時代の彼の映画に馴染みのある私は、英語の彼の映画はどこかぎこちない。舞台は中国で、役者も全員中国人なのに、なぜか英語。しかし、彼の映画はこっちの人々にはかなりの評判。と言うか、カンフーのactionシーンを、カナダ人は楽しみにしてるようだ。うちの喫茶店のChrisも、

「今まで見た映画でこんなに面白いのはなかった。」
と言ってたぐらい。今までとは違った彼の映画が見られる。基本的なconceptは変わらないが。


"the Legend of Bagger Vance"(おすすめ度・・・・)
Will Smith, Matt Damon
Robert Redford監督映画。第一次大戦後のアメリカで、戦争でゴルフのスイングを失ったプロゴルファーが、奇妙な黒人のキャディーと知り合って、ゴルファーとしての自分を取り戻す。内容的に少しゴルフの専門的な部分に入るが、主人公とキャディーとの心のやりとり、そして最後までこのゴルファーを信じて見守っていたある少年の眼差しがなかなかよかった。これはお勧め。


"Cinema Paradiso (1989, Italy)"(おすすめ度・・・・・)
映画、映画館を通じた老人と少年、そして映画を唯一の娯楽として楽しみにしてる庶民との心の触れ合い。この映画は最高やね。久しぶりに本当にいい映画だとそう思った。私はこの映画を見ながら途上国を思い出した。特にインド。昔の日本もそうであったはず。しかし、現代は・・・。是非、ビデオを借りて見て頂きたい。絶対見るべし。


"Shower (2000, 香港)"(おすすめ度・・・・)
銭湯を営むお父さんと知恵遅れの弟。そして、ひょんな事から実家に戻ってきたエリートコースを歩む兄。そこで兄貴が感じた庶民の生活感。しかし、時代の流れで老朽化した町には新しく高層ビルが建つと言う。この辺り一帯は取り壊しに。そして、父の死がそれに追い討ちをかける。さあ、知恵遅れの弟をどうするか。現実的にありうる問題に我々が実際直面したらどうするか。家族を取るか、自分を取るか。この映画もお勧め。


"Unbreakable"(おすすめ度・・・)
Bruce Wills
不運な列車事故で、乗客は一人を除いて全員死亡。生き残った彼は傷一つない。その後、彼は奇妙な手紙を受け取る。「最近病気をしたのはいつだ?」そう言えば、そんな記憶は数年ない。学生時代に起こした自動車事故の時も死なずに助かった。彼の息子はお父さんが不死身なのを嫌がる。そして殺そうともする。私はどういう結末になるのか見当がつかなかったが、最後は・・・。少し、complicateな内容だが、まずまずってところ。


"Best in Snow"(おすすめ度・・・・)
dog showを取り巻く様々な人間模様をドキュメンタリー風に映画化。これぞ、アメリカって思わせるような色んなタイプの人間が出てくる。彼らの犬に対する思い入れ。今までとは違ったアメリカ映画で、私には新鮮だった。お勧め。



 「カナダの所得税申告方法と簡単な労働基準法」

先日、2000年度分の所得税申告を無事終え、それを政府に郵送した。カナダでは、所得税申告は国民個人個人が行う。それは、カナダ在住の外国人に対しても例外ではない。その方法は、まず雇用者から所得明細(T4 form)をもらう。私の場合を例に取ると、T4には収入(手取り前)、CPP(いわゆる年金)、EI(いわゆる労災)、そしてIncome Tax(所得税)が書かれている。税金の申告時になると、郵便局でその申告formT1 form、冊子が2冊)を手に入れ、そして細かく計算して行く。これがまたややこしい。私の2000年度の所得は、税の対象外となるので(年収$7,231以下は対象外)、Income Taxはおそらく全額返って来る。残念ながら、他の税は返ってこないが。

ちなみに、簡単に2001年度のIncome taxを参考までに記載する。

年収

国への納税

B.C.への納税分

合計の納税分

$7,23130,335

16%

8.40%

24.40%

$30,33660,008

22%

11.90%

33.90%

$60,00960,670

26%

11.90%

37.90%

$60,67170,000

26%

16.70%

42.70%

$70,00185,000

26%

18.70%

44.70%

$85,001100,000

26%

19.70%

45.70%

$100,000 and up

29%

19.70%

48.70%

カナダの労働時間は、週540時間までと決められており、それ以上になるとovertimeとなり、雇用者は労働者にその分を通常の1.5倍にして払わないといけない。休日の出勤も1.5倍もらえる。15時間労働以上の場合は、雇用者は労働者に30分以上の休憩時間を与えないといけない。そして、11時間しか働いていなくても最低4時間の給料を払わないといけない。この辺のところは厳しく、うちのcafeも大体5時間shift8時間shiftで、年末年始の忙しい時はちゃんとovertime分給料をくれた。カナダ人がオーナーの店ほどこの労働条件はきちんと守られてる。つまり、例えば日本人がオーナーのジャパレスなどでは、オーナーが詳しく条件を把握していないので、日本と同じような労働条件で人を使ってるところもあるようだ。当然、違法となるが、労働者もワーホリの日本人が主で、その辺りはお構いない。私は一度、お好み焼き屋を訪ねたが、そこでは日本の様に各テーブルに鉄板はなく、先に焼いてからお客さんに渡す。鉄板を各テーブルに置くとなると、各テーブルの上にcanopy(排気屋根)をつけることが義務付られているからだ。とにかく、カナダは労働に関してはすごく厳しい。



 「礼文島のお客さんとVancouverで再会」

先日、この夏の礼文島のお客さんの水戸の三浦さんご夫妻とVancouverで再会した。お二人は、オーロラツアーに参加しておられ、たまたま帰りに時間があったので、そして再会することができた。

私が礼文島にいた時は、ほぼ一人で全員のお客さんを相手してたが、当然それ以外にも色んな仕事があって、もっともっとお客さんのとの時間、after careを心がけてはいたが、やはり一人では限度がある。大体、season中に団体さんも含めて2,000人近くの人を相手することになる。しかし、お客さんが2,000人いようと、私はそれぞれに2,000分の1の対応をしようと常に心がけていて、そうでないとすべてのお客さんに対して平等でなくなる(学生、外人、ライダー、女の子には甘くなるが)。しかし、お客さんからは常に11で、それはこちら側としては非常に嬉しいことである。だから、どこかでお客さんと再会した時は、正直私も嬉しいし、お客さんも喜んでくれる。ただ、全員の顔を覚えるのは不可能で、大体再会する時に思い出すことが多いが、一緒に撮った写真を送ってきてくれるお客さんと会う時は顔を覚えている。

今回の三浦さん夫妻は、確か8月の初めに礼文に来られて、一緒に写真を撮って、それを添付で送っていただいたので、お二人のことは覚えていた。ただ、礼文でどういうお話をしたかは正直覚えていない。連絡がうまくつかず、始めは少々トラブルもあったが、なんとかうまいこと会えて、そしてお二人の泊まっているホテルの近くのChinese restaurantにロブスターを食べに行った。これがまたうまかった。私はこの時久々に日本語を話したので、自分の日本語の流暢さにビックリした。なんて日本語ってこんなに簡単なのだろう。ビールを飲みながら食事をし色んなお話ができ、すごく楽しい時を過ごせた。食事の後は、三浦さんの買い物に少し付き合って、それからまたホテルでコーヒーを飲みながら少しお話した。私みたいな若僧のために人生の大先輩の三浦さんに時間を取って頂いて、私としては申し訳ない気持ちでいっぱいだった。私は仕事のせいか、色んな年齢層・タイプの人間と話すことに違和感はない。今回も特にかしこまらないで普段通りにお話できた。日本国内でお客さんとの再会は何度も果たしたが、海外では今回が初めて。北のさいはて礼文島で会った人と北の国のカナダで再会するとは。なんてロマンチックなのだろう。三浦さん、御馳走様でした。またどこかで会いましょうね。



 「ポップコーンの話〜32日付の"The Vancouver Sun"から〜」

先日、こちらの新聞の"The Vancouver Sun"に面白い記事があったのでそれを紹介する。

Question

Answer

ポップコーン(medium size)の平均的な値段は?
カナダドル($1.00=\80

Canada $4.75 ($4.44 plus tax)

Mexico
about $4.00

Britain about $7.00

USA about $5.50

Japan about $6.00

映画館では(Famous Players、カナダのある映画館)?

家で作るなら(Safeway、カナダの大型スーパーマーケット)?

about $4.00/about 7 cups

$0.15/7 cups

アメリカの1年間のポップコーン消費量は?

11.2 pounds (1 pound=453.592g)

そのうち、家庭での消費率は?

70%

映画館や野球場などでの消費率は?

30%

どれぐらいの高さまでポップコーンは飛ぶか(熱を加えると)?

3 feet (1 feet=0.3048m)

ポップコーンの粒の黄色い部分と白の比率は?

91

どこで主に栽培されているか(世界中で)?

Ilinois, Indiana, Iowa, Kansas, Kentucky, Michigan, Missouri, Nebraska, Ohia(すべてアメリカの州)

家庭で消費されるピーク時は?

豆知識
1.ポップコーンの中には水の粒が含まれているので、だから熱を与えると、それが膨張して結果として飛ぶことになる。

21945年に行われた極超短波(microwave)を使ったポップコーンの実験をヒントに、microwave oven(電子レンジ)が発明された。補足:電子レンジの原理は、極超短波を使ってまず中の方から温める。

3.すべてのcornhybridなので、野生では育たず人工的に作る。補足:ポップコーンは優性変異。スイートコーンは劣性変異。つまり、普通のトウモロコシにポップコーンの花粉をかけるとポップコーンに変化してしまう。ちなみに、corn類は自家不和合成(漢字はこうやったかな?)。他の株の花粉でないと受精しない。

4.聖書で使われてる"corn"とは"barley(大麦)"のこと。
ここで、私から皆様への質問。なぜ、映画館ではチップスじゃなくて、ポップコーンなのでしょうか?



 「うちのcrazyな仕事仲間紹介 vol. 1」

うちのcafeは喫茶店と言うよりもレストランと言った方がいい。従業員、全員で30人ぐらいがshift制で働いてる。私も全員を把握してない。そのcrazyな仲間をregularで働いてる連中を中心に2回に分けて簡単に紹介する。
 
ローリー(カナダ)
ボス。彼がいるとやはり空気が引き締まる。厳しい面もあるが、基本的に優しい人。週末はほとんどいるが、weekdayは忙しい時は手伝ってくれるが、それ以外は余り見かけない。はっきり言って人の使い方はへたくそで、利益ばかりを追求している。まあ、ボスってこんなもんだろう。

パン(カナダ)
daytimesupervisor担当。実質、うちのcafeを仕切ってるのは彼女。全員のshiftを決め、給料明細も仕上げ、色々みんなを注意しまとめるのも彼女。時には厳しく、時には優しく。本当によくやってる。私が雇用者なら、彼女はほしい人材。とにかく、頑張り屋。わがままなみんなをよくまとめてるし、お客さんともうまく接してる。彼女がいなければ、ここの商売が成り立たないと思う。

ドナ(カナダ)
night timesupervisor担当。彼女もよくやってる。さぼりがちな従業員をよく叱ってる。夜は、dinner serviceがある分、お客さんとの会話も大事となり、彼女はそれをうまくこなしてる。彼女は私とのshiftをすごく楽しみにしてくれていて、私もできるだけ彼女をhelpしてあげている。ちなみに、彼女はTauranga時代のJackieに非常に似ている。

クリス(カナダ)
daytimebusser担当。私は彼と同じshiftになることが多いのでよく話す。カナダのことも色々教えてくれるし、私も日本の話をよくしてあげる。彼は20歳そこそこであるが、なかなかしっかりしてる。料理もうまいし、仕事もちゃんとこなす。彼は週に数日心理学を学びに行ってる。とにかく、なかなかのnice guyだが、休みがちなのが欠点だ。

ギー(ブラジル)
night timebusser担当。彼は20歳そこそこには見えないぐらい老けていて、身長は190cmぐらいある。私も彼とは仲がいい。彼はエロそうな顔をしてるが、色々よく頑張ってる。英語圏でないのは私と彼だけなので、気持ちも通じることが多く、英語の勉強法などよく話する。残念ながら、彼は私がnight shiftでない時の夜担当なので、同じshiftになることはまずない。

クリス(アメリカ)
daytimecook担当。彼も背が高い。彼もnice guyだが、少し意地悪なところがある。だから、それが本気なのか、冗談なのかたまに判断に困る時がある。彼は日本のアニメが大好きで、私に早く「ゴジラ2000」のビデオを見ろとうるさい。彼曰く、日本のアニメ映画は技術的にもすごく、本もあるので非常にわかりやすいと言ってた。あと、彼はテレビでnewsをよく見てて、よくものを知ってる。

マーク(カナダ)
afternooncook担当。最近、cookに転身した彼だが、なかなかaggressiveな奴だ。言動もはっきりしてる。彼は私にカナダのことを色々教えてくれ、私も彼と話すことは多い。彼もnice guyだ。ちなみに、彼はコーヒーに砂糖をたっぷり入れる。違う、入れすぎだ。

ジョン(カナダ)
afternooncook担当。元々はインドネシア人。彼はゲイ。そして、無茶苦茶エロい。いつも、新聞のゲイの広告を真剣に読んでる。いかにもマイペースって感じの人間で、我々が忙しい時にも、慌てずマイペース。私がnight shiftの時は彼がいることが多いのでよく話す。なかなか個性的な奴だ。

デビ(イングランド)
afternoonfood bar担当。元々はインド人。うちのcafeの中で、私が一番仲がいいのは彼女だ。とにかく、私の時間がある時はいつも彼女と話してる。彼女は無茶苦茶楽天家で、いつも楽しそうにしてる。だから、非常に話し掛けやすい。そして、おしゃべり好きで、その上よく仕事をさぼり、いつもドナに怒られてる。それでも懲りない。あの性格には私も脱帽だ。

ブロンウィン(オーストラリア)
afternoonfood barsupervisor担当。彼女はすごくボーイッシュで普段からジムに通うために、ジャージで来ることが多い。とにかく、パワフルな子で、いつも元気だ。仕事もよくやる。私はNZ好きなのでよく彼女をからかうが、するといつも言い返される。彼女にとっては、NZはかすみたいな国らしい。性格的にはとても親切で、私もたまに手伝ってもらう。

ナタリー(カナダ)
仕事はオールマイティ。彼女はまだまだ考え方がおこちゃま。しかし、明るくてかわいくていい子だ。すぐにおしゃべりしてよく怒られてる。たまに遅刻もする。日本でいう今時の若者という言葉がすごく当てはまる。私とは一時期同じshiftで仕事をしてたこともあり、非常に仲がいい。お互いよくからかって遊んでいる。

ジェシカ(カナダ)
night timecoffee bar担当。彼女はとにかく人をよく使う。そして、すぐにさぼる。デビとすごく仲がよく、よく二人でおしゃべりしてて、ドナに怒られてる。いくら怒られても彼女はめげない。図太い神経をしている。どんな災害が起きようと彼女はびびらんと思う。走ることもないやろう。走ってる彼女は想像できない。
 

・・・最近去って行ったnice guysたち・・・

アンジェリック(ニュージーランド)
night timefood bar担当。私が仮に雇用者なら、まず彼女は絶対不可欠。1年間日本にいたこともあって、日本のことを非常に愛していて、数年後には戻りたいらしい。彼女はとにかく人間的にも見た目も素晴らしい女性。性格もすごくよく、よく働くし、気が利くし。彼女は人に紹介できる人材。そして、どこでも生きていけるし、人に好かれると思う。私ともすごく仲がよかったし、私がNZ好きというのもあって非常に気が合った。最近、彼氏とスペインに旅立ってしまった。これから数年旅を続けるらしい。

アリソン(スコットランド)
night timefood bar担当。彼女もよく働く。性格的にも非常にいい。私にはスコットランド人の友人として、ドミニク、マーティン、ジェイミー、ドギーといるが、彼ら同様彼女の英語はわからない。非常に強い訛りで、特に彼女とpubで会った時なんて、彼女のしゃべりが英語に聞こえなかった。しかし、性格もよく、よく頑張ってた。先日、彼女は祖国に帰って行った。

ゴードン(カナダ)
daytimecoffe bar担当。彼も背が高く、少しへたれ的な所があるが、非常に性格のいい奴だ。忙しい時は手伝ってくれたりもした。彼が怒ってる状況は想像できないぐらい非常に穏やかな奴。そんな彼も、最近Victoriaに旅立って行った。

ランス(カナダ)
night timesupervisor担当。彼はスキンヘッドではあるが、優しそうな顔をしている。俳優としてテレビに出るぐらい男前だ。彼は日本のことにすごく興味があって、将来的に日本に行って日本文化を学びたいと言っていた。特に、武道に興味があるらしい。私もできる限りの情報を教えてあげたつもりだ。おそらく数年後に日本に行ってるかも知らん。

レイチェル(オーストラリア)
daytimecoffee bar担当。彼女はとにかく明るい。いつも踊ってる。音楽がかかり出したら彼女の天下だ。お客がいようがいまいが関係ない。私はよくOZのことをけなして彼女とじゃれあってた。彼女が怒ってるところは想像できない。本当に明るくていい子だ。彼女がいるだけで周りが明るくなる。しかし、先日祖国へ帰って行った。



「国際コーヒー論」

ある日、スーパーで買い物をしている時に私はあることに気づいた。そう、飲料売り場に缶コーヒーがないのだ。そして、コンビニにもない。缶飲料であるのはpop(炭酸系)ぐらい。私は、東京にいる時に一時期コンビニの陳列の飲料担当だったが、まず定番として棚の最上段にはいつも缶コーヒーがあった。そして、お茶、果樹・炭酸系、ペットという順番だった。私は日本にいる時から缶コーヒーが大好きで、新商品が出るといつも飲んでたが、なぜこっちでは流行らないのか?その答えが最近分かった。そう、カナダ人はcafeが好きなのだ。缶コーヒーを飲むぐらいならcafeに行く。値段も$1.00そこそこだし。逆に忙しい日本人には、缶コーヒーの方が都合がいいとも言える。

私は仕事のある日は毎日、freeなのもあってコーヒーをマグカップに最低3杯は飲む。多い時は5杯は飲む。そのほとんどがdark coffee。たまに、紅茶、ラテ、モカも飲むが、大体はコーヒーだ。なぜ、そこまでしてコーヒーが飲めるのか?コーヒー好きな私だがなぜ飽きが来ないのか?そう、こっちのコーヒーはうまいのだ。逆に、これに比べれば日本のコーヒーはまずい。と言うか、tastelessChristaも日本人が入れてくれるコーヒーはまずくて飲めなかったと言ってた。日本に行ったことのあるColinは、日本の缶コーヒーはクリームの使い過ぎでまずいとも言ってた。今思えば、日本の喫茶店のコーヒーは水みたいだったような。日本の喫茶店がどのようなシステムかは知らんが、うちのcafeは時間が経つとコーヒーが残っていても新しいのにすぐ代える(大体その前に売りきれる)。お客さんもその辺はしっかりしてて、新聞を読みながらしばらく置いていたコーヒーがぬるくなると、新しいのを注文に来る人もいるし、ぬるくなったやつは飲まずに置いていく人もいる。それだけ、我々もお客さんもいいものを求めてるということが言えるし、そうしないと商売が成り立たないとも言える。たかがコーヒーだけど、されどコーヒーなのだ。ちなみに、若者はそれほどでもないが、コーヒーはやっぱりhotという概念でいる人が多いようだ。

タイで飲んだコーヒーは甘ったるかった。でも、うまく感じたのは、国が暑い分知らぬ間に体力を消耗してて、体が糖分を要求していたためかもしれない。タイの缶コーヒー(レストランのコーヒーも)は本当に甘ったるかった。味よりもその甘さが印象に残ってる。タイの食文化自体はっきりしてる。国民が欲するのは、味がはっきりしたもの。タイ料理は基本的に辛い。デザート系は甘ったるい。気候も暑いという風にはっきりしているので、すべてがはっきりしてて気持ちがいい。よって、コーヒーの味自体も重要ではなく、要は十分に甘いか甘くないかが大事なような気がする。

ベトナムにいた時は、とにかくコーヒーが安くて私は毎朝飲んでいた(1杯約2,000ドン、15円ぐらいかな)。当然、国民の皆様にも大人気で、朝はコーヒーとフォー(ラーメン)が私には定番だった。ベトナムはコーヒーの産地。ダラットなどの温暖で少し冷涼な高地では紅茶、コーヒー栽培が盛んである。私は、毎朝カフェダ(ベトナム語でアイスコーヒーのこと。お腹の弱い人は氷は避けた方がいい)を飲んでいたが、今思えば味自体も悪くなかった。それは、単にベトナムのコーヒーが私に合ってたのかも知れないが、コーヒー文化が根づいているということは、それだけコーヒー自体洗練されているということも言える。今でも、たまにベトナムのコーヒーが懐かしくなる時もあるし、実際ベトナムの1人用コーヒーメイカーを買って帰った。

先日、アメリカのシアトルを拠点に持つ大手喫茶店会社Starbucksがヨーロッパ第1号店をスイスにopenさせ反響を呼んだ。2003年までその近隣諸国で650店舗をopenさせる予定らしいが、スイスでまず開店したねらいは、スイス自体イタリア、フランス、ドイツ文化が入り乱れてる分、成功すればその隣国でもうまく行くと経営陣は考えてるからだ。私は、先日コーヒーのことを色々うちの仕事仲間のイングランドのDebに聞いてみると、

「イギリス自体はコーヒーはそれ程重要じゃないよ。やっぱり紅茶だよ。」
という返事が得られた。同じアングロサクソンでも国によって好みの違いが生じるのは面白いものだ。Starbucksは間違いなくヨーロッパでも根づくと思う。

では、日本はどうだろうか?既に、外資系の喫茶店が多数入っているが、先日日本から帰ってきたデニスが、日本のStarbucksも大流行だったと言っていた。Starbucks自体、外資系のjunk foodと捉えられがちだが、ここのコーヒー自体私も何度も飲んだことはある(カナダで)が悪くない。日本でも流行っているということは、それは単に珍しい物好きの日本人の国民性に寄るのかもしれないが、実際味的、値段的にも他よりもreasonableであるからかもしれない。社会的な要因が強く、景気が悪い中での低コスト化で人々を引き付けてるだけかもしれない。日本食はhealtyで、だから日本のコーヒー自体一般的にうす味で水っぽくしてるとも考えられるが、実際に外資系の喫茶店が日本でも反響を呼んでいるのは、従来の日本の喫茶店よりも味的にもおいしく、おいしいものを求めてる国民の素直な気持ちがこの結果を生み出してるのかもしれない。この結論を出すには、私自身も試験的に日本でそれらを味わってみないといけないが。Christaに聞いてみたら、日本にある外資系の喫茶店は味的には悪くなかったと言ってた。やっぱり、何はどうあれうまいもんはうまい。

私はコーヒーの本当のおいしさをすでに味わったような気がして、もうまずいコーヒーは飲めないし飲みたくない。本当においしいコーヒーはおいしいし、コーヒーが庶民に根づいて立派な産業として成り立ってるということは、それだけ洗練されているということが言える(例えるなら、札幌のラーメン産業)。日本では、コーヒーよりもお茶文化であろう。だから、外国かぶれ程度でコーヒー文化を導入するのではなくて、ちゃんとその本質を理解した正しい文化を日本にも定着させてほしい。コーヒーって本当にうまい。ブラックで飲むとその味が身に染みて分かる。そこで、ネスカフェの皆さん。違いの分かる男として、私をCMに起用してみませんか?ギャラは200円でいい。